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経済

2007年11月20日

国内経済は減速の必要、モルガン・エコノミスト

過熱気味のシンガポール経済について、一部のエコノミストは、需要が能力以上に達しているとし、減速が必要と感じているようだ。
政府は建設分野の供給逼迫に対応するため20億Sドル(約1,526億円)相当の公共事業の延期を決定したが、金融大手、米系モルガン・スタンレー・アジアの主任エコノミスト、チャタン・アハヤ氏は、「経済成長につながる積極的措置をとらないことも必要だ」との意見を示した。
不動産市況についてアハヤ氏は、「住宅市場では投機行為が見られたが、オフィスビルに対する需要は実需に基づくもので、さらに拡大の可能性がある」と述べた。
国内経済は2001年から03年までは年平均1.6%という低成長だったが、その後の4年間は8%近い成長という「成長の潜在性を超えた高成長率」(ヤハヤ氏)で、労働者受け入れ態勢、インフラなど経済システムの能力を超えているという。
シンガポール金融管理庁(中央銀行)のコー・ホーイー総裁補は、「今年は金融逼迫が起きている。資金供給能力以上のペースだ。金利、為替政策のいずれの手段にせよ、対処は容易ではない」と述べた。
資金供給能力が増すまでの間、当分はSドル高誘導策で価格高騰の抑制を図るという。

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