シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPバイリンガル政策、書籍化の計画

経済

2007年9月28日

バイリンガル政策、書籍化の計画

英語と華語(標準中国語)を公用語としたシンガポールの2言語政策に関する書籍が計画されている。アイデアを出したのは同政策の立案者、リー・クアンユー顧問相で、リー氏の華語の教師だったチュア・チーレイ氏が原稿執筆に当たる。
内容には、リー顧問相とのインタビュー、2言語教育を受けた当事者の意見、学術研究などが盛り込まれる予定で、語学試験の結果など未公開文書も掲載される。
国民の間ではかつて、中国語の方言、マレー語、タミル語が主に使われ、英語が付随的に使われるという状態だったが、首相だったリー顧問相は、華語と英語を公用語とする政策を推進。ラジオ、テレビ番組での方言の使用を禁止した。
この結果、家族間でも祖父母と孫との会話、意思疎通がうまく運ばないという状況を招いたが、リー顧問相は、「移行に伴う代償」としている。
世界の他の国でも、グローバル化の影響で使用する言語に変化が起きており、英語を母語としない国民は英語を第2言語として習っているとリー顧問相は指摘している。
書籍は来年9月に発刊の予定で、チュア氏は、政策立案者や中国、香港、台湾の参考になることを期待している。執筆に当たっては一般市民の意見も募集する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPバイリンガル政策、書籍化の計画