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国際

2007年8月30日

ASEAN・中国FTA、有用性は大きい

中国参入を目指す企業家が、東南アジア諸国連合(ASEAN)・中国自由貿易協定(FTA)の利用を考えることはまずないと思われるが、中国へのモノ・サービスの輸出で優遇措置を受けられることを考慮すれば、有用性は大きいと考えられる。同FTAはまだ交渉中で、締結が先のことであるため、見過ごされている面が強い。
協定は2010年までに締結の予定で、解決が必要な問題が多数、残っている。しかしFTA施行に先立ち、一部の品目の関税は早期減免で合意している。今年1月には、中国は世界貿易機関(WTO)で約束した以上のサービス分野開放をASEANに約束した。
開放分野は、コンピューター、不動産、建設・エンジニアリング、環境サービス、運輸などで、シンガポールの得意分野だ。
ASEANと韓国とのFTA交渉は2005年に開始され、モノの関税引き下げで既に合意した。今後、サービス、投資の開放、経済協力を協議し、来年の署名を目指す。
シンガポールは韓国とは既にFTAを締結しているが、ASEAN・韓国FTAを利用した方が有利、といった複雑な事態も予想される。
ASEANは豪州、ニュージーランドともFTA交渉を重ねている。日本とのFTAは11月にシンガポールで開く会議で署名の見通しだ。

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