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政治

2007年8月8日

地球温暖化が深刻に、市民との対話で顧問相

リー・クアンユー顧問相は7月6日、経済開発庁(EDB)ソサエティーとストレーツ・タイムズ紙(ST)共催のセミナーで講演。ST読者の質問に回答した中で、世界の未来像について、「15年先がどうなっているか誰も予想できない。しかし地球温暖化が深刻な問題になる。環境劣化を防ぐ知恵と能力が人類にあるかが問題だ」と語った。
顧問相自身は将来を楽観していないと指摘。「消費、旅行を減らし、野菜摂取を増やすよう国民に呼び掛けている政府はいない。世界は逆の方向に動いている」と述べた。
シンガポール政府が目標に設定した人口(650万人)について、「そこまで増やすのは無理。550万人程度だろう」との認識を示した。
急速に高齢化が進むシンガポール社会について、「社会は変化している。高齢の親を持つ子どもは、自分たちの子どもの教育などすべきことがあるといって、親の面倒を見なくなるだろう」とアジア的社会の変化を指摘。今、対策を講じなかったら、高齢者介護や高騰する医療費負担はすべて国にのしかかる、との見解を示した。
「今の政府は独立当初の政府より劣る」との質問に対しては、「今のチームが劣っているとは思わない。アジア通貨危機などを乗り切ってきた」と述べた。

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