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金融

2007年8月2日

政府系投資ファンド、世界最長の海底送電線を買収

国営投資会社、テマセク・ホールディングスが設定した国内初のインフラ投資信託、シティースプリング・インフラストラクチャー・トラストは、豪州ビクトリア州と、同沖合のタスマニア州を結ぶ海底送電線「バスリンク」を11億7,500万豪ドル(約1,202億円)で落札した。
全長370キロで、世界最長の海底ケーブル。英ナショナル・グリッドが所有していたが、豪市場からの撤退を決め売却した。
豪州本島で電力需要がピークに達する時期に、水力発電所で生産した電力を売却し、乾季には本島側から電力を購入する仕組み。建設費は推定8億5,000万豪ドル(約856億円)で、昨年4月に稼動された。最大630メガ(メガ=100万)ワットの輸出と300メガの輸入が可能。
シティースプリングは購入代金のうち75%を豪ドル建て起債で調達する。タスマニア州有企業のハイドロ・タスマニアが25年契約で使用しており、長期的に安定的収入が見込める。耐用年数は20年余り。
光ファイバーも電線に併設されている。現在は未使用だが、タスマニア州が運用を開始すれば、運営収入が見込める。
シティースプリングは、「バスリンク」取得で分配金を10%押し上げる効果を見込んでいる。

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