シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシアのFTA貿易額は40%増

経済

2007年8月9日

マレーシアのFTA貿易額は40%増

【クアラルンプール】
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、8月8日公表した「2007年版貿易白書」の中で、アジアの自由貿易協定(FTA)の進行状況に触れ、マレーシアについては、FTAを利用した輸出額が2006年に41億9,400万米ドル(約4,952億円)に達したと報告した。2005年との比較で約40%の大幅増。
FTAを利用した、シンガポールを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)への輸出額は31億5,000万米ドル(約3,720億円)で、中国への出額10億4,500万米ドル(約1,234億円)。利用率は対ASEANが18.4%とほぼ横ばいだったが、対中国は8.9%で前年(2.9%)から大幅な上昇となった。
マレーシアが行っている非関税措置(NTM)は合計134件。ただし、ASEANの中ではシンガポール(102件)に次いで少なかった。内訳は数量制限措置が123件、技術的な規制措置が6件、独占的措置が1件、その他が4件。
数量制限は輸入ライセンス発行制限、輸入割当制度などを通じて行われるもので、自動車や鉄鋼製品、食品などでみられる。数量制限措置はマレーシアのほか、タイやインドネシアでも100件を超している。
7月現在、ASEAN+6(日本、中国、韓国、インド、豪州、ニュージーランド)域内では14件のFTAが発効している。ジェトロはASEANを中心とした主要なFTAによる国内総生産(GDP)拡大効果は、ASEAN +6によるFTA締結国全体のGDPを1.3%押し上げると分析。このうち、関税撤廃によるGDP押し上げ効果に比べ、非関税措置削減によるGDP押し上げ効果のほうが高くなると試算している。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシアのFTA貿易額は40%増