シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP外貨準備の高利回り運用、日本は慎重

金融

2007年5月24日

外貨準備の高利回り運用、日本は慎重

アジア諸国政府が外貨準備の運用で、リスクも高いが高収益が見込める投資に乗り出す中、日本でも、そうした動きに追随すべきかといった論議が巻き起こっている。しかし、「当面、日本がそのような投資に乗り出す可能性は低い」というのがアナリストに一致した見方だ。

中国はUS$1兆ドルを超える外貨準備を積極運用する方針を打ち出しており、先ごろ、世界最大級の投資会社、ブラックストーン・グループに三十億米㌦出資する計画を明らかにした。中国は近く設ける、外貨準備運用機関を通じ出資する。日本の外貨準備高はUS$9,160億で中国に次ぐ世界2位。

日本が中国同様あるいは韓国式の投資機関を設ける可能性について、アナリストは、「財務省はリスクを嫌う体質であり、現状維持は変わらない」との見方を示した。

三菱UFJ証券のシニアストラテジスト、服部隆夫氏は、「今、急いで積極運用に乗り出す必要はない」との見方だ。

財務省は不動産や株式などハイリスク投資には慎重で、また巨額の投資が市場をゆがめる可能性も懸念している。

現時点で財務省に外貨準備運用機関を設ける意向はなく、米ドルも他の通貨に換えない方針だ。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP外貨準備の高利回り運用、日本は慎重