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経済
国際

2007年6月15日

スバン空港乗り入れ、MAS子会社に許可

<プトラジャヤ>
 チャン・コンチョイ運輸相は6月13日、マレーシア航空(MAS)の格安航空会社、ファイアーフライ航空に対し、旧クアラルンプール(KL)国際空港(スバン空港)への乗り入れを認める方針を、先の閣議で決定したことを明らかにした。スバン空港は、KL新国際空港(KLIA)開港後には主に貨物専用空港として利用されており、限定路線のベルジャヤ航空だけが運用している。
同相によると、格安航空最大手のエアアジアやMAS本体に対しては、スバン空港への乗り入れは認めない方針。また利用機材も、現在ファイアーフライが使っている航続距離の短いプロペラ機に限定する。向こう6~8カ月かけてターミナル3を改装する計画で、スバン空港を航空産業一般及び自家用ジェット機のハブにする。
ファイアーフライは、ペナン空港をハブとして、▽ランカウイ▽コタバル▽クアラトレンガヌ▽クアンタン▽プーケット(タイ)▽コサムイ(同)一一に路線を持っているが、スバン空港の運用が可能になることで、エアアジアやMASが運行していないスバン~イポー、マラッカなどの路線が考えられるという。
またファイアーフライから出されているセナイ空港(ジョホール州)とコタキナバルへの乗り入れについても検討する。
■エアアジア、影響でない範囲を条件に同意■
ファイアーフライにスバン空港乗り入れ許可が出たことについて、エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、運用がプロペラ機だけに限定されていることに加え、エアアジアが現在飛ばしている路線と重複しないことを条件に反対しない考えを表明した。
スバン空港をめぐっては、エアアジアがKLからの利便の良さを理由に格安航空拠点化を提案。すでにKLIAに拠点を移していたMASの反対などで、2005年にスバン空港再開発案が却下され、KLIAに格安航空会社用ターミナル(LCCT)を建設することが決まったといういきさつがある。

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