シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア発展への課題、世界銀行エコノミストが指摘

経済
金融

2007年6月1日

マレーシア発展への課題、世界銀行エコノミストが指摘

【クアラルンプール】

世界銀行の東アジア・太平洋地域担当チーフ・エコノミストのインデルミット・ギル 氏は5月30 日、マレーシアが経済発展を続けるための課題を指摘した。
同氏は、元チーフ・エコノミストのホミ・カラス氏との共著「東アジア・ルネッサンス:成長に向けたアイデア」のプロモーション・セミナーで、マレーシアは金融・貿易・革新の面では改善が見られ、将来的には明るいと分析。ただし汚職、都市化、不公平などの各問題に対処するために、専門の知識や能力などを育成する必要性があると述べた。汚職においては、公共部門が平均以上の比較的良好だと言えるものの、民間ではせいぜい平均程度のため、向上が必要だという。また都市化についても、輸送に関する事故が多いため、改善が求められるとした。
またカラス氏は、マレーシアが中所得国クラスとなるためには、高所得国の最新技術や低所得国の低コストの間で板挟みとならないような戦略をとっていかければならないと指摘。またリンギの国際化について同氏は、「(リンギは)短期的な適応性が十分ではなく、時期尚早だ」との見解を表明。ただし国内市場が成熟するに従って、必然的にリンギの国際化が求められるだろうと述べた。その上で同氏は、あくまでも最優先するべきは国内市場の成熟化だと強調した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア発展への課題、世界銀行エコノミストが指摘