シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPインドネシアの砂禁輸、影響は軽微

国際

2007年2月13日

インドネシアの砂禁輸、影響は軽微

マー・ボータン国家開発相は2月12日の国会で、インドネシアが施行した砂の輸出禁止措置について、「わが国では重要な開発事業が進行中だが、砂は十分な量を確保する。深刻な影響はない」との認識を示した。

シンガポールは代替調達先から砂の輸入を開始した。輸送費がかかるため価格は高くなるが、マー国家開発相は、「開発費用全体では1~3%程度の上昇にとどまる」との見通しを示した。しかし生コン価格は以前と比べ50%ほど値上がりしている。

政府は備蓄から放出する砂の価格を、価格安定につなげるため実勢価格より低く設定する。

政府は砂の利用を削減できる工法、あるいは代替材料の使用を業界に奨励しており、マー国家開発相は、「日本、米国、英国などの経験に照らすと、コンクリート用砂の使用は最大70%、減らすことが可能だ」と述べた。今回、インドネシアが輸出を禁止したのは陸上で採取される砂。海中で採取される砂の輸出は2003年に既に禁止されている。

インドネシア側が、砂の採取が領海線に影響していることも禁輸の理由としていることについて、ジョージ・ヨー外相は、「砂の採取がどう、国境線に影響するのか明確でない」と述べた。環境面への影響も理由に挙げられたが、これについてマー国家開発相は、「この点についてインドネシア側に協力を申し出てあるが、受け入れられなかった。今でも協力の用意はある」とした。

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