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社会

2007年2月23日

トレンガヌ州、未婚男女の近接取締りに密偵組織を導入

<クアラトレンガヌ>

トレンガヌ州政府が「マット・スコディング」(スパイ)の制度を導入し、イスラム法違反である「未婚異性の近接」(Khalwat)を取り締まる計画だ。同州イスラム・ハジャリ福祉委員会のロソル・ワヒド会長は、「マット・スコディング」はボランティア・ベースの組織で、特に違反が起こりがちなホテルなどの従業員などがスパイとしての活動を行うと説明。密告に対して報償も出される予定という。同会長は、対象はあくまでもイスラム教徒のみと強調した。
一方、同制度の導入には批判の声もある。同制度自体は斬新なものではなく、これまでも何度か実施されてきた。セランゴール州で「マット・スコディング」が組織された際には、違反したカップルに対して脅迫行為を行うなどの問題行為があり、結局解散に至った。また民主行動党のリム・グアンエン党書記長は、マラッカ州や連邦政府宗教局が同制度を導入した際に、政府が解散させたことがある点を指摘。政府は首尾一貫した政策を維持すべきで、トレンガヌ州がどのように正当化しようとも政府は受け入れるべきではないと述べた。

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