2015年11月30日
情報通信機器を利用する高齢者の割合が上昇、IDA調査
〈シンガポール〉
情報通信開発庁(IDA)は毎年実施している、情報通信機器の利用に関する調査結果を公表した。パソコン(PC)、携帯端末、インターネットを利用する高齢者の割合が高まっている。
昨年のPC利用者の割合は年齢50~59歳のグループが63%、60歳超が27%で、2012年と比べそれぞれ14、11ポイント上昇した。3,500の居住者世帯と3,500人の居住者を調べた。3年間の傾向を見るために12年の数値と比較したという。
インターネット利用者の割合は、50~59歳が75%、60歳超が31%で、24、15ポイント改善した。調査前の3ヵ月間、インターネットに接続するためスマートフォンを利用したしたことがある、との回答は、50~59歳が全体の4分の3、60歳超が3分の1だった。高齢者の過半はPC、インターネット技術を家族から学んでいた。
インターネットを利用できる環境にある家庭の割合は88%、ブロードバンドは87.5%。
インターネット接続回線では光ファイバー、無線ブロードバンドがADSLやケーブルモデムに取って代わっており、光ファイバー利用の家庭は62%、無線ブロードバンドは56%に上った。
オンラインショッピングをした住民は144万人で、12年から年14%のペースで増加している。買い物をするのは15~49歳の層が多い。