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2006年10月31日

生物工学研究、方向転換の必要性も

世界銀行の開発経済学研究所グループは、「シンガポールのバイオテクノロジー研究は長期的に成果を上げる可能性もあるが、リスク、制約もあり、重点分野を変更する必要が考えられる」との調査報告をまとめた。
特定のアジアの都市における、革新的産業の見通しについてまとめた報告書の一部で、調査資金の一部は日本が拠出した。
シンガポールの現状について報告書は、▽バイオ関連事業に数10億ドル規模の資金を投じている▽優れた研究者がそろっている――などを指摘。シンガポールはかなりの成功を収めることが可能とした。
一方でシンガポールが抱える制約として、▽民間企業と大学との連携が弱い▽バイオに投じられる資源の規模自体が大手企業や米国などと比べ小さい▽この結果、研究範囲が限定される――などを挙げた。
報告書は、シンガポールのような新規参入者にとり有望な分野として、「バイオマテリアル」と「ニッチ医療市場」を挙げた。
バイオマテリアル(生体適合物質)開発では、能力を蓄積することでバイオ医薬品、遺伝医学の分野で大きな成果が見込める。
ニッチ医療では、低所得国の貧困層に多く見られる伝染病の治療法開発などが考えられ、大ヒット商品を狙うよりが有力だという。

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