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経済

2015年10月27日

工業生産は9月も減少、景気後退の可能性が再浮上

〈シンガポール〉
経済開発庁(EDB)は10月26日、9月の工業生産は前年同月比4.8%減少したと発表した。減少は8ヵ月連続。通産省は先に、第3四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.1%の増加だったと速報値で発表したが、9月の統計を含めた確定値では前期比でマイナスの可能性が生じた。マイナスの場合、2・四半期連続の減少となるため、景気後退が宣言される。

 

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのエコノミスト、チュア氏は、第3四半期の工業生産高を前年同期比6.2%の減少(政府速報値は6%の減少)と推測。サービス業、建設業が速報値どおりとして、第3四半期のGPDは前期比で0.4%の減少になると推測している。

 

9月の工業活動では、バイオ医学部門と化学部門の生産のみ前年同月を上回った。電子部門は9%の減少で、半導体生産の減少が響いた。

 

輸送エンジニアリング部門は24%減と減少幅が最大だった。リグ、船舶建造が減少した。精密工学部門は9%、雑貨などその他製造は5%の減少だった。

 

化学部門の生産は4%増加。バイオ医学は26%の増加で、バイオ医学を除いた工業生産高は10%の減少になる。バイオ医学は、数字上は2桁の増加率だが、前年同月の生産高が少なかったという統計上の見かけ効果で、実際の生産高は前月並みだった。

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