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社会

2015年9月23日

音楽CD販売のHMV、最後の店舗を閉鎖へ

〈シンガポール〉
音楽CD、DVD、ゲーム機器を販売するHMVは最後に残ったマリーナ・スクエアの店舗を9月末で閉鎖する。新店舗を近い将来、開設するとしているが、開設場所など具体的内容は明らかにしていない。

 

HMVを所有しているのは香港の株式非公開会社AIDパートナーズ。マリーナ・スクエア店は2階にあり、11年に開店した。

 

HMVは1号店を1997年、ザ・ヒーレンに開設したが、CDの売り上げが振るわず売り場面積を2回にわたり減らし、最後は313@サマセットに移転した。

 

11年にはシティーリンク店を閉鎖。13年にはサマセット店も閉鎖し、残るはマリーナ・スクエア店のみとなっていた。

 

ほかの音楽CD小売店も同様の経過をたどっており、タワー・レコードは06年、国内資本のセンバワン・ミュージック・センターは09年に閉店した。

 

売れ行き不振の背景に音楽ダウンロードの普及と著作権法違反の音楽複製がある。小売業向け経営コンサルタントのスティーブン・ゴー氏は「CD販売には広い売り場面積が必要で賃貸料も高い。経営が成り立たず、斬新な店舗経営方法の余地もほとんどない」と悲観的だ。

 

フィットネス指導員のファーさんは「音楽のダウンロードは簡単。だれもCDで部屋を乱雑にしたいと思わない」と語った。

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