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経済

2015年9月10日

政府系パビリオン・エナジー、小規模LNG供給に乗り出し

〈シンガポール〉
国営投資会社テマセク・ホールディングス子会社のパビリオン・エナジーは液化天然ガス(LNG)を小口提供する事業に乗り出す計画で、小島が多いインドネシアやフィリピンで商談を開始した。

 

過去5年間、世界のLNG供給契約の65%は年間供給量が100万トン以下のビジネスで、パビリオンのシア・ムーンミン最高経営責任者は「東南アジアは無数の小島があり、エネルギー源を必要としている」と小口ビジネスの潜在性を指摘した。年間5万~50万トンのLNGを輸送できる船舶の利用が適しているという。

 

LNGの小規模供給はガスパイプラインが敷設されていない地域で有効で、日本や欧州で見られる。新市場を開拓することでLNG需要を増やすことも目指す。

 

パビリオンはLNGを船舶燃料として積み込むビジネスも計画しており、試験運用を行っている。

 

原油価格の下落を受け、LNG調達で長期契約を避け、短期契約を好む傾向が顧客の間で強まっている。原油に連動して価格が変動するためだ。

 

長期的にシア氏は、世界のLNG需要は増加すると予想している。各国とも経済と環境とのバランスをとることの重要性を認識し始めているためだ。天然ガスは二酸化炭素や窒素酸化物の発生が少なく、クリーンエネルギーと言われる。

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