シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP「税負担は軽く」を維持、年頭会見でリー首相

政治

2015年1月19日

「税負担は軽く」を維持、年頭会見でリー首相

リー・シェンロン首相はイスタナ(大統領府・首相府の所在地)で恒例の年頭記者会見を開き、90分にわたりシンガポールの将来について語った。昨年の国内総生産(GDP)増加率は推定2.8%と前年実績(3.9%)以下で、首相は「経済は5~6%の成長が困難な段階に至っている。年2~3%成長できれば十分で、そうした現実になれる必要がある」と低成長時代の受け入れを国民に求めた。

 

同時に、経済再編の期間を国民が切り抜けられるよう、政府として出来うる限りのことをすると約束した。既に低所得層対策は強化してあり、中所得層の税負担も香港や豪州よりはるかに軽いと強調。「国民が稼いだ金を、国民に代わって政府が使うより、稼いだ当人が保持できるという状況を維持できれば、国民の生活を改善できる。それが維持できなければ、経済はゼロ成長になり、好ましくない事態に立ち入る」と述べた。

 

政府が主導する生産性改善について「すぐに成果が出るものではないため、不断の努力が必要。代替策はない」と生産性向上をあくまで追求する方針を強調した。

 

政治についてリー首相は「全体として国民は与党・人民行動党(PAP)の政権運営を望んでいる。野党に政権構築の意欲はない」と断じた。

 

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP「税負担は軽く」を維持、年頭会見でリー首相