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日系企業

2015年1月26日

パナソニックなど、サウス・イースト地区で電子廃棄物リサイクル事業を開始

IMG_3369パナソニック・アジアパシフィック社などによる、電子廃棄物を回収しリサイクルする事業「ハートランド・Eウェイスト・リサイクル・プログラム」が2月からサウス・イースト地区の7つの地域で行われる。これは、2013年に実施された試験事業に引き続いて、対象地域を増やして行われるもの。1月23日に行われた記者会見で、同社の荒見祐司ダイレクター(エンバイロンメント&エクスターナルアフェアーズグループ)は「リサイクルは公共団体と企業、一般の人々それぞれが分かち合う責任、というメッセージを発信していきたい」と話した。

 

この回収・リサイクル事業は、同社と同地区社会開発協議会(コミュニティ・デベロップメント・カウンシル)、シンガポール環境庁(NEA)、リサイクル業者のシメリア、ベスト電器による5者の協同で、2月から10月まで行われる。パナソニック製品に限らず、家電やパソコンなどあらゆる電子廃棄物を対象にしている。各地区で定められた回収日に、近くのコミュニティーセンターなどに集積場所が設置される。

 

加えて、パナソニックとベスト電器の寄付によって、高齢者など低所得世帯に対して、回収量に応じて省エネ電球を寄付するプログラムも同時に進行。パナソニックは試験事業期間分との合計で5000個、ベスト電器は1000個の電球のスポンサーとなる。1月23日にも、ダコタの公団住宅(HDB)で省エネ電球の寄付が行われ、ボランティアの学生らが、高齢者世帯などを訪問して、電球の交換作業を行った。

 

今回の事業では、1万2,000キログラムの電子廃棄物を回収することを目標としている。また、加えてリサイクル意識を高め、コミュニティ活動を盛り上げるため、学生4,000人と1万世帯が参加することを目標にしている。2013年の試験事業は同地区の2地域で行われたが、1万204キログラムの電子廃棄物が回収され成功裏に終わった。

 

サウス・イースト地区のマリキ区長は、「低所得世帯への寄付という形で、ボランティア活動への取り組みを活発にすることを願っている。このプログラムは市民活動を醸成する良い機会になる」と、事業の意義について語った。

 

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