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経済

2015年1月28日

昨年9月の従業員募集、約7万人で6年来の最多

人材開発省が発表した労働力調査によると、昨年9月の従業員募集は前年同月比8.9%増の6万7,400人で、過去6年で最多だった。うち、商店販売員、警備員、ウエーター、オフィス清掃人が最も多く、合計1万30人だった。国民、永住者(PR)では欠員を埋めるのが極めて困難な職種だ。

 

これらの職種で欠員が多い理由として人材省は、低賃金、長時間労働、肉体的にきついこと、を挙げた。販売員の賃金(中央値)は月1,741Sドル(約15万円)、警備員の賃金は同1,678Sドル(約14万7,000円)。CIMBのエコノミスト、ソン氏は「国民にとり働く動機づけのない職種。ほかに賃金のよい働き口は簡単に見つかる」とコメントした。

 

従業員募集の5人に4人はサービス業だった。保育所、幼稚園、保健医療施設、高等教育機関の増加、拡大で社会・個人向けサービス需要が増加しており、またショッピングモールの開設で卸売・小売店、接客・飲食サービス、支援部門での人員需要が発生しているためだ。

 

外国人労働者をこれまでのように雇用できないことも、欠員補充が困難な理由。人材あっせん業者マンパワーグループによれば、転職の多さも欠員に拍車をかけている。経営者は人員を補充するため同業者から引き抜くのが常で、悪循環になっているという。

 

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