シンガポールでの携帯電話契約とレンタル事情

プリペイドか回線契約
新規購入に際しては、まず、「プリペイド方式」にするか「回線契約」するかを決める。受発信合わせて、1日の使用時間4分が目安で、それより短ければプリペイド方式が割安だという。
現在、回線契約をしていて、毎月の通話料明細上の通話時間が120分以下なら、プリペイドに切り替えた方が有利、ということだ。ただ、注意しないといけない点は、同じ電話番号を維持したままの変更は不可能だということ。
機種変更と途中解約
機種変更と途中解約に関しても日本とは事情が違うことがある。シンガポールの携帯電話は、内部に挿入するSIMカードを入れ替えれば、いつでも、どんな機種にでも変更が可能。問題は、回線契約での購入時に24カ月など長期の契約を結び、割引価格で携帯電話を購入している場合の解約だ。この場合には、長期契約を前提に、電話機本体を安く、あるいは無料で入手しているので、途中解約時には違約金が科せられることになる。
逆に、長期契約をしていなければ、好きな機種に、好きなときに変更することができ、番号が変わっても都合が悪くないなら、電話会社を替えることにも問題はない。
また、長期契約者でも契約を更新する場合は、契約期間満了を待たずに「アップグレード」の名目で新しい電話機を格安で購入できるシステムを用意している会社もある。
契約プラン
日本と違って、着信にも料金がかかるのが原則。
しかし、発信者、受信者双方に料金がかかる分、基本料金や通話料金が日本に比べて大変格安になっている。年々、多彩な契約プランが登場しているが、最もうれしいのは、「着信無料」のプランだろう。「終日無料」と「昼・夜12時間無料」の2つのプランから選択できる。
契約携帯電話会社
シンガポールの携帯電話会社は、シンガポール・テレコム、モバイルワン(M1)、スターハブの3社。
会社による優劣に大きな差はないと考えていい。3社の契約プランをすべて比較するのはなかなか容易ではないが、自分の生活や使用形態に最もメリットのあるものを選ぶのがいいだろう。
ただ、電話機自体の価格は、購入する販売店によって価格決定権がある「オープンプライス」となっており、自分で価格情報を収集することが必要だ。その点、日系の販売店なら、後々のフォローが受けられることもあって安心かもしれない。
一時帰国時に便利な携帯電話レンタル
一時帰国時の必需品
これからの季節、年末年始、旧正月の休暇中に、一時帰国を予定している人もあるだろう。日本に帰ったときに、こちらの携帯電話が使えないことで不便を感じた人も多いかも。今や、携帯電話なしでの生活が考えられないほど必需品化しており、また、日本では公衆電話を探すのも一苦労。
公衆電話を見つけても、専用の通話カードがないと使用できないとなるとお手上げ。そんな時、役立つのがレンタル制の携帯電話だ。
シンガポールで借りるのが便利
日本でも、携帯電話レンタルのカウンターがあるが、長時間のフライト後の手続きが面倒な場合もある。
シンガポールでレンタルしておけば、出発前に電話番号がわかっているので、シンガポールでの留守先や日本での訪問先にあらかじめ知らせておける便利さはありがたい。
日本での連絡先があらかじめ登録でき、事前に操作に慣れることもできるから、シンガポールで借りるメリットは大きい。また、Eメール等の最新機能がついた機種を用意している会社もある。
来星者にもレンタル携帯
日本からの来客にも、携帯電話を持ってもらえれば、なお便利。日本の空港にあるブースでは、安いところでレンタルしても、1週間の料金が10万円を超えるのが一般的だという。シンガポールで借りれば、100S$以下。10分の1以下のコストということになる。
最近は、「海外でも使える」機種を持って出張に来る人が増えているようだが、シンガポールでレンタルすることを検討してもいいかも。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.023(2004年12月06日発行)」に掲載されたものです。
文=
AsiaX編集部
取材協力:グリーティングス