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エスプラネード・ベイエリアで過ごす「上等な時間」

シンガポール/エスプラネード・ベイエリア

アニバーサリー編|プレ&アフターシアター

今やシンガポールを語るにはずせないスポットがエスプラネード。「ドリアン」や「ハエの眼」という愛称で知られるその独特の建築スタイルの美しさはさることながら、世界のトップアーティストを招聘する実力をもつ劇場、コンサートホールを擁していることは周知の事実。2002年10月にオープンして以来、何度か足を運んだことがある人も多いはず。
日本からのお客様をもてなす時などにエスプラネードを上手に組み込めれば、ワンランク上のホストになること間違いなしです。
シンガポールで観劇や映画に出かけると、開演後に目の前を横切られるという経験がよくありますが、ここエスプラネードでは遅刻は厳禁。最初の一幕終了後など切れ目のいいところまでしっかり会場の外で待たされることになります。世界中どこのプレミアシアターに出かけても、たいていゆったりと会場入りしカクテルを頂きながら開演を待つというのがスタイルです。生活をワンランク豊かにするのにマナーはとても大切。また、劇場でいい時間を過ごしたら、その後も余韻を楽しみながらパートナーと感想を語りあう時間を取るのが理想的。いつも開演時間ギリギリに駆けこんで、演目が終わったらすぐ家路につくことの方が多いとしても、特別な日、特別な人と出かけるとき位はゆっくり過ごしたいもの。エスプラネードには、自分流のアレンジで特別な時間を演出するレストランやショップ、設備が目白押しです。AsiaX流、プレ&アフターシアターの大人の時間を楽しむフルコースをご紹介します。

プレシアター

2人のお気に入りの演目のチケットを手にしたら自分のスケジュールをしっかり調整したい。
通常開演時間は夕方7時半ごろ。開演の1時間前には到着し、ゆっくりお相手とカフェで待ちあわせる位の余裕が欲しいところです。
The V Tea Room
The V Tea Room
#01-02 / 04
Tel:6333-1965
※ラストオーダー:9.30pm (無休)
イタリアンなデコレーションはヨーロッパのリビングルームのような雰囲気。世界で唯一と自負するお酒をたっぷりきかせたケーキや、バラやラベンダーを練りこんだクッキーは近隣諸国のセレブ達にその名を馳せるほど愛されています。こだわりのフレーバーティーを味わいながら手作りのケーキを楽しめば、少しの待ちぼうけも気にならないほど。オリジナルのパッケージに包まれたクッキーはおみやげにもお勧めです。
Max Brenner Chocolate Bar
Max Brenner Chocolate Bar
#01-06 / 08
Tel:6235-9556
ラストオーダー:10.45pm (日~木)/11.45pm (金~土)
イスラエル発のチョコレート好きにはたまらないスポット。チョコレートフォンデュやホットチョコレートは勿論、カカオたっぷりのチョコレートをミルクにゆっくり溶かしながら味わうサカオはここだけのオリジナル。アルコールの入ったチョコレートカクテルもあります。プレ&アフターシアターにはもちろん、ディナーの帰りに立ち寄りデザートを楽しんでもいいでしょう。
Space @ My Humble House(寒舍一隅)
#02-25
Tel:6423-1881
ラストオーダー:11pm (月~金)/10.30pm (土・日・祝)
あのMY Humble Houseレストランの横にミュープランニング&オペレーターズ 山際純平氏が内装を手がけたカウンター付のカフェレストランがあります。シンプル&シックを得意とする氏の雰囲気は通りすがる人の眼を引きます。MY Humble Houseの美味しさそのままに手早くお食事を済ませることができ、いわばお洒落でカジュアルな一膳メシ屋といったところ。アジアンなメニューにはサラダやスープなどの軽食もあります。シアターに入る前にお腹を落ち着けたいグルメにお勧めです。

インターミッション(幕間)

この20分間に差が出るお勧めのアレンジ。
混み合う劇場外のロビーに自分の名前が書かれた特別なスペースが用意され、そこには冷えたシャンペンとアペタイザーが待っているという粋な計らいを。
The Oriental Hotelのワイン&シャンペンサービス

2名~4名分のアレンジ例

シャンペン&寿司
$170
シャンペン&カナッペ
$130
ワイン&チーズプラッター
$90

※飲み物はボトルサービスです。

幕間の特別アレンジのご予約、お問い合わせは、オリエンタルホテルのShuko 9640-8562/Hussain 9767-1192または shuko@mohg.comまで。

アフターシアター

5感を満足させるアートな時を過ごしたら、少し口寂しくなってくるもの。最高の夜景を楽しみながら余韻に浸るひとときが過ごせるスポットをご紹介します。
Makansutra Glutton Bay
Makansutra Glutton Bay
#01-15
Tel:6336-7025
営業時間:6pm~3am (無休)
シンガポールハーバーを行き交う船とシェントンウェイの夜景を眺めながら味わうローカル料理は格別。マカンスートラがセレクトしたシンガポール各地の有名ホーカーが並びます。醸豆腐にチャークゥエイティアオ、福建麺にサテなどとタイガービールを飲む幸せ。ちょっとしたビアガーデン気分が味わえます。オープンしてまだ半年、清潔感もあり、ホーカー初心者にもお勧めです。
Harry's @ The Esplanade
Harry's @ The Esplanade
#01-05 / 07
Tel:6334-0132
ディナーラストオーダー:10.30pm(月~木)/11pm(金~日)
閉店時間:1am(日~木)/2am(金~土)
シンガポールでジャズやブルースのライブバンドを肴に飲むバーといえばここ。ボートキーに本店があり、ローカルのバンドでも実力派が登場するのがHarry’sの定評です。 お酒とお腹も満足なお食事もリーズナブルにいろいろ選べます。ハッピーアワーに待ち合わせるのはもちろん、劇場での覚めやらぬ余韻を楽しむのに最適です。

特別なゲストおもてなし編

Harry's @ The Esplanade コンサートや観劇の予定がなくても、エスプラネードのベイエリアはおもてなしに最適のスポットです。夜景を楽しみながらディナーを頂いた後、ゆっくり散歩をするのもよし。リバータクシーの乗り場もすぐそばなので、船に揺られてシンガポール川を巡るのも一案です。

待ち合わせの前に

Library @ Esplanade
Library @ Esplanade
#03-01
開館時間:11am~9pm(祝日を除く毎日)
エスプラネードの3階に公立図書館があります。シンガポールで初めてパフォーマンスアート専門のコーナーを設けており、音楽、舞踊、演劇や映画などの資料が充実しています。2,300平方メートルもある広い館内は、どちらかというと大人の図書館といった感じ。ゆったりとしたソファが置かれた閲覧室などもあり、マーライオンやフラトンホテルを眺めながら、ひっそりと大人の雰囲気のあるこのスペースで、待ち合わせの時間まで過ごすのがおすすめ。
Roof Terrace
エスプラネードの屋上がルーフテラスとして一般に開放されています。潮風が気持ちよく、少し高い位置から見下ろす眺めもなかなか。2つのドームの間に沈む夕焼けをみることもできます。

ディナー

My Humble House (寒舍) My Humble House (寒舍)
My Humble House (寒舍)
#02-27 / 29
Tel:6423-1881
ラストオーダー:10pm(無休)
レストランに入ってまず驚くのがとてもユニークなテーブルや椅子。シンガポール在住の建築家アントニオ・エラソ氏の手がけた内装は、芸術センターにあるに相応しくユニークでお洒落。ライティングも落ち着いていて雰囲気を盛り上げます。中華の老舗、同楽(トンロック)グループのレストランだけあって、お味の方も確か。独自の創作料理はインテリアに劣らずユニークなものがメニューに並びます。少人数でも特別な日であることを伝えれば、バラの花びらをあしらったり素敵にアレンジしてくれます。窓際の席を指定すれば夜景も楽しめます。
No Signboard Seafood
No Signboard Seafood
#01-14 / 16
Tel:6336-9959
ラストオーダー:11pm(無休)
「看板のない海鮮レストラン」という名で知られるこのローカルのお店が、エスプラネードからの眺めもベストな場所に支店をオープン。湾の波をモチーフにしたガラスのインスタレーションが出迎えてくれます。内装もシンプルでモダン。1981年にホーカーとして営業開始した当時からのレシピそのままに、白胡椒蟹、福建風蒸し魚、クレイフィッシュのクリスピー揚げなどお馴染みの料理を提供。エスプラネードという場所柄、発汗を誘う辛さは少し抑えているとか。屋外のテーブルもあります。

ショッピングモールの賢い利用法

待ち合わせのパートナーにちょっと気の効いた贈り物を用意すれば、特別な日を盛り上げる準備が整うはず。
Petal Portal
Petal Portal
#02-11
Tel:6423-1020
営業時間:10am~8pm(月~金)/12pm~8pm(土・日))
普段は照れ臭いと思いつつも、気の効いた花束は女性の心を溶かします。エスプラネード内にあるセンスの良い花屋で粋なアレンジをしてみては?事前に電話注文して、劇場のクロークに花束を届けておいてもらえば、観劇後ちょっとした驚きとともに相手に渡すこともできます。結婚指輪をみせると$100相当の花束が$88で。心憎いサービスです。
Petal Portal
Chinese Tea House
#02-02
Tel:6423-1013
営業時間:11am~9pm(無休)
ガラス張りの店内に、所狭しと茶器や茶葉が並びます。伝統的なものから、モダンな色使いが粋な急須や湯のみは見ているだけでも楽しいもの。オリジナルのパッケージに包まれた茶葉は中国と台湾からのもの。大切なお客様にちょっとお土産を、という時に立ち寄りたい。店内の奥には茶芸教室を行うスペースもあり、希望者が揃ったら随時開催されています。
The Esplanade
8 Raffles Avenue, Singapore 039802
敷地:
6ヘクタール
施設:
コンサートホール 2000席
劇場 1600席
リサイタルスタジオ 250席
シアタースタジオ 220席
野外劇場 200席
その他、視覚芸術向けのギャラリー、Jendela(マレー語で窓の意味)や屋上テラスなどがある。
駐車場:
808台収容
6am~3am(最終入場)
出車は24時間OK。
月~金曜日12pm~2pm(祝日を除く)、日曜日の6amから2pmまでは無料。
チケットの購入:エスプラネードボックスオフィス 営業時間:12pm~8.30pmまで(無休) またはインターネット( http://www.esplanade.com/ )かSISTICホットライン(6348-5555)で購入できる。

ESPLANADE DIARY(エスプラネードダイアリー)

4半期に1度発行の、エスプラネードで開催される予定の演目が一覧になっている無料のカタログがあります。エスプラネードはもちろんSISTICのアウトレットにも置いてあります。エスプラネード通はこれを参考に次のチケットを予約するのが基本。1冊持っていると全ての情報が網羅されているので便利です。
一寸薀蓄(ちょっとウンチク)Q&A
エスプラネードっていつからあるの?
アートセンターを建てるという構想は1970年代からあったというから驚き。実際施工が始まったのが1996年で、2002年の10月にオープンしました。
このユニークな設計デザインは誰がしたの?
エスプラナーデの建築設計を担当したのは、シンガポールのDPArchitectとイギリスのマイケル・ウィルフォード・アンド・パートナーズ。
ドリアンと呼ばれるあのトゲは単なるデザイン?
あのドームを覆うトゲはアルミニウム製で、約7000個あります。微妙に角度が違うのは、太陽熱を避けながら自然光を取り入れるためのもので日照を緻密に計算して設置されています。
この大きなエスプラネードの建設費用って一体いくら?
60億シンガポールドル(約4200億円)を投入して建てられたエスプラネードの資金は、シンガポールプールというTOTOや4Dで知られる宝くじの収益金が当てられています。アートを人々の暮らしに身近のものにというポリシーの下、現在エスプラネードは自助組織として運営されています。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.058(2005年09月05日発行)」に掲載されたものです。

文= 桑島千春

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