2014年7月21日
望遠鏡 vs. 双眼鏡「Telescope vs. Binoculars」
7月7日は七夕でした。シンガポールではヘイズや都市ならではの高層ビル群の明かり等の影響であまり星空を楽しむことが出来ませんが、これらを使えば、天の川はもちろん、織姫と彦星(Vega and Altair)が見えたかもしれませんね。
telescopeは、光を集めて、対象物が大きくはっきり見えるようにする道具です。筒状の胴体に、カーブした鏡やガラス製のレンズがついています。つまり、望遠鏡のことです。telescopeは、片目だけで覗きます。
binocularsも、対象物を大きくはっきり見るための道具で、小さな望遠鏡を2つ並べてくっつけたような形をしています。つまり、双眼鏡のことです。binocularsは、両目で同時に覗きます。
〈注意〉binocularsは、常に複数形にします。a binocularとは言いません。双眼鏡が1つであることをはっきりさせたければ、a pair of binocularsと言うことができます。
- Joanne says she’s never even looked through a telescope before!
ジョアンは今までに一度も望遠鏡を覗いたことが無いんだってさ! - Even with a small telescope, you can see the rings of Saturn and four of Jupiter’s moons.
小さな望遠鏡でも土星の輪と木星の四つの衛星を観ることは十分に可能です。 - The Hubble telescope has taken some of the most spectacular photographs of space that we have.
人類史上で最も壮大な宇宙の写真の幾つかは、ハッブル望遠鏡によって撮影されたものです。
ついでに覚えよう!
Spectacular
豪華ショー(番組)/壮観な、目を見張らせる(ほどの)
例文3.に出てきたspectacularもついでに覚えましょう。spectacularは、名詞としては豪華ショー(番組)や超大作という意味です。また、形容詞として場面などが壮観な、目を見張らせる、あるいは程度などが注目に値する、目を見張らせるほどの、という意味があります。
- (Watching a baseball game)
That was a spectacular catch.
(野球観戦中に)超ナイスキャッチだったね。
※英語ではnice catchとは言いません。
提供=ベルリッツ シンガポール
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.261(2014年07月21日発行)」に掲載されたものです。