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紀伊国屋「おすすめの1冊」

2004年11月22日

『働くということ』日本経済新聞社編

photo-20島倉千代子ではないが「人生いろいろ」な訳である。今、自分はこうして書店員という仕事について海外で生活しているが、これも今までの人生で幾つもあった分岐路で選択を続けた結果だ。「あそこで別の選択をしていたら…」と思うことも少なくない。その点は恐らく皆さんも同じだと思う。

今回紹介するのは人生(生涯と言ってもいいかもしれない)の総時間の50%以上を費やすといわれる「働く」をテーマに、いろんな人生をぎっしりと詰め込んだいわば幕の内弁当のような本だ。途中差しこまれるコラムはためになるし、何より編集部が主義・主張を押し付けがましくせず、地道に多くの人々を紹介している点に好感が持てる一冊。

 

日本経済新聞社

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.021(2004年11月22日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール本店 古矢

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