2005年9月19日
『あの戦争は何だったのか』保阪正康
副題に「大人のための歴史教科書」とあるように、太平洋戦争が「何を意味して、どうして負けたのか、どういう構造の中でどういうことが起こったのか」ということを明確にする目的で書かれている。どうして負けたかについては興味がなかったが、「この戦争は始めなければならなかった」とする著者の意見は興味深い。
新潮社
協力=シンガポール紀伊國屋書店
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.059(2005年09月19日発行)」に掲載されたものです。
文=茂見