シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXライフTOP『脳に悪い7つの習慣』林成之

紀伊国屋「おすすめの1冊」

2010年3月1日

『脳に悪い7つの習慣』林成之

photo-11著者の林成之は、北京オリンピックの日本代表水泳チームに招かれ、「勝負脳」の概念を選手に植え付けたことで話題になった人物である。本書では、日常生活においても、脳の働きを最大限に発揮するコツがあるということを示している。

「愚痴を言う」、「興味が無い事は避ける」、「自分さえ良ければと考える」ことは、科学的に脳の構造を考えても、良くないことであるという。脳に悪い習慣を続けると、結果として頭の働きが鈍り、能力も後退させてしまう。

脳は気持ちや生活習慣で働きが大きく変わるそうだ。悪い習慣をやめるだけで、集中力や記憶力が高まるなど、メリットが生まれる。

最後の章にはチェックリストもあり、自分自身の日常を振り返ることができる。専門的な用語も出てくるが、読むと前向きな気持ちになれる新書である。

 

幻冬舎/ISBN:9784344981447

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.162(2010年03月01日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール紀伊國屋書店 氏家

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