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ゼロから始める中国語

2019年8月26日

第5回 ゼロから始める中国語

~をくださいの表現 3

今回は、街でよく見かけるカフェやお茶屋さんについて紹介したいと思います。

 中国の茶文化には長い歴史がありますが、中国人にとって一番親しみのあるお茶はやはり「緑茶」です。そのほかに、日本でも馴染みのある中国茶というと、“普洱茶(プーアール茶)”がもっとも有名でしょう。プーアール茶を飲むと血圧が下がるうえ、血液循環も良くなり、脂肪分解にも効果があると知られています。またレストランに行くと、「菊花茶(chrysanthemum tea)」という花草茶(かそうちゃ)がよく出されます。菊の花を乾燥
させて作られたもので、そのままお湯を注いで飲んでもいいですし、緑茶と一緒に淹いれるのも美味しいです。中国では一般的なお茶で、唐の時代から飲まれていたと記録されおり、炎症を抑えたり、目に潤いを与える効果があると言われています。そして、今若者に人気のあるドリンク、“珍珠奶茶”「タピオカミルクティー」。紅茶で作られたミルクティーにたくさんのタピオカパールを入れて、もちもちとした食感を味わえるドリンクで皆さんもよくご存知ですね。
 

 
 お茶を注文する時には、助数詞の使い方に気を付けましょう。茶器によって変わり、一カップの場合は“一杯”,一つのティーポットの場合は“一壶”と言います。「~を私にください」のセンテンス・パターンを使って言ってみましょう。
 

 
 今の中国の若者にとっては、伝統の中国茶を飲むより、オシャレなカフェに行くのが人気があるようです。皆さんおなじみの「スターバックス」は中国各地で展開されています。お店の名前は“星巴克”と言います。英語の発音のままで注文できるのですが、よくある種類の中国語を覚えておくと便利でしょう。
 

 
 中国の街に行ったら是非、休憩がてら茶館やカフェに行ってみてください。賑やかな雰囲気で、周りのテーブルの方々の会話もよく耳に入り、生の中国語のリスニングの練習にもなるでしょう。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.349(2019年9月1日発行)」に掲載されたものです。

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