2017年10月31日
『アナログ』ビートたけし著
これまでの作品では口述したものをライターが文字に起こす方法を取っていたビートたけしが初めて「手書き」で挑んだ、自身初の純愛小説です。
「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」。ある日、喫茶店で出会った悟とみゆきがデジタル化する世界の中で惹かれあい、素性も連絡先も聞かないまま不器用でアナログな関係が始まっていく―。テクノロジーによって便利になり過ぎてしまった今の時代、すぐにつながり会うこともできないもどかしい時間に感じたあの“愛おしさ”を、思い出しながら読んでもらいたい至極のラブストーリーです。
新潮社
ISBN:9784103812227
協力=シンガポール紀伊國屋書店
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.327(2017年11月1日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール紀伊國屋書店 宇都宮