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文化

2008年3月3日

「日本語でどうぞ」シンガポール国立博物館へ行こう

p01 (16)シンガポールの歴史や文化をつぶさに見て学ぶことができるのが、開館120周年を迎えたシンガポール国立博物館。2006年に改修、拡張工事を終えて以来、その美しい建築はもちろん、これまでにないコンセプトの展覧会やイベントが数々行われ、シンガポールの新名所のひとつとなっている。
リニューアルに際し、博物館の常設展示である歴史ギャラリーとライフスタイルギャラリー内の全ての解説が多言語対応となったのは特筆すべきところ。2月末より、日本語によるインフラが全て整い、英語、中国語、マレー語の計4カ国語でシンガポールの歴史と文化を紹介できるようになった。戦前から現在に至るまで、シンガポールと日本は歴史的に繋がりが深く、今も大きな日本人社会があるだけでなく観光客も多く訪れるため、日本語環境の整備が待ち望まれていた。
展示方法もユニークで盛りだくさんのギャラリーは、じっくり見ると一日では足りないほど。ボランティアガイドによる日本語館内無料ツアーでは、広い館内を一時間半程度で効率よく回ることができる。まずは、館内無料ツアーに参加して、後ほど興味のあるエリアをじっくり自分のペースで見て歩くといいだろう。未知のシンガポールに出会うこと間違いなしだ。

 

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  1. シンガポール歴史ギャラリー

    p02 (13)シンガポール600年の歴史を、あらゆる角度から音と映像、展示品で紹介。視聴覚ガイド機器『コンパニオン』には、展示品の解説をはじめ、日本人の声優がドラマチックに語る歴史を興味深く聴くこともできる。建国期の貴重な映像にも全て日本語字幕があり、『コンパニオン』の音声と映像の解説だけでも約9時間分収録されている。

  2. シンガポールライフスタイルギャラリー

    食文化、ファッション、写真、映画といったライフスタイルを象徴するテーマ別の4つのセクションを通して、多民族から成るシンガポールの生活文化を歴史と共に体感できる。テーマ毎にの日本語のパンフレットがあり、無料にて配布されている。

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93 Stamford Road 178897

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.117(2008年03月03日発行)」に掲載されたものです。
文= 桑島千春

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