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ドクター・グリーンのワンポイント医療情報

2017年5月31日

外食の上手な取り方

近年、メタボリックシンドロームおよびその予備群の増加が問題とされています。メタボリックシンドロームの予防には、脂肪や塩分が多い、また主食や主菜に偏った食事を毎日続けることを避け、バランスの良い食事をするように心がけることが重要です。外食は便利な上、人によっては仕事の都合で必要なことも多く、また気分転換となる利点もあります。しかし外食が多くなると栄養が偏るため、食べる料理の内容には気をつけたいものです。

 

メニュー選択のポイント
〈バランスの良い物を選ぶ〉
・動物性脂肪を控え、魚を積極的に摂取する。
・揚げ物や炒め物を控え、蒸し物やスープを選ぶ。
・具材が選べるメニューにする。
・単品で済まさずに、野菜料理や果物を追加するなどしてバランスを取る。

 

食べ方のポイント
〈エネルギー摂取量を抑える工夫〉
・野菜から良く噛んで食べる。
・ご飯やパンなどの炭水化物の摂取は控えめにする。
・お肉の脂身や揚げ物の衣は半分くらい残す。

 

〈塩分摂取量を抑える工夫〉
・麺類や味の濃い汁は飲み干さずに残すようにする。
・醤油やソースなどは、かけないでつけて食べる。

 

その他、「揚げ物を続けて食べない」「外食で不足した栄養素は家で補う」「同じメニューに偏らない」など、1日あるいは1週間単位でバランスを考えることも必要です。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.322(2017年6月1日発行)」に掲載されたものです。

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