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ドクター・グリーンのワンポイント医療情報

2016年5月16日

乳幼児健診

日本では市区町村が乳幼児健診を実施しています。健診を受ける時期は、行政で義務付けられている3~4ヵ月、1歳6ヵ月、3歳健診以外は各自治体によって異なりますが、12ヵ月健診までは3ヵ月ごとが目安となっています。

 

乳幼児健診は子供の健康状態の確認を目的とし、発育・栄養状態の確認、先天的な病気の有無・早期発見、予防接種の時期や種類の確認など、必要な項目を定期的にチェックします。

 

健診では短時間で乳幼児の成長を評価しなければならないので、親御さんからの情報が大事になってきます。日頃、子供を見ていて気づいた事や疑問に思ったことがあれば、この機会を利用して質問しましょう。また、健康状態・発育状態の経過を見るため、記録を残すことが大切です。母子手帳は必ず持参し、また、大切に保管しましょう。

 

シンガポールでの生活はご近所同士の付き合いが薄い、身近に親類がいないなど、育児をサポートしてくれる人が日本より少ないという方も多いです。定期的な乳児健診は、子供の成長過程について知ることができ、普段疑問に思っていることや不安を専門家に相談できる貴重な機会と言えます。定期的に乳幼児健診を受けましょう。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.302(2016年5月16日発行)」に掲載されたものです

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