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スポーツ

2004年8月23日

シンガポールで決める一本|剣道同好会

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剣道を始めてみようという方、剣道から遠ざかっているけど実は稽古を再開したいと思っている方、そして現役バリバリで剣道中毒症の方には、今年で12年目を迎えたシンガポール日本人会運動部・剣道同好会がある。
現在、同好会の会員数は、一般16名の他、小学生・中学生・高校生およそ50名。シンガポール剣道クラブに所属して初心者から高段者まで幅広い年齢層の剣士達が、ライフスタイルに合わせて剣道に励んでいる。
シンガポールの剣道団体は、シンガポール剣道クラブ(SKC)を主体に、二つの大学剣道クラブ、そして日本人会剣道同好会で構成されており、SKCは日本でいうところの都市または地域での○○剣道連盟に相当するという。剣道の魅力に自然に吸い寄せられてしまった同好会の会員は、教士七段の先生方(同好会師範)から「級」保持者までさまざま。

 

p3 (3)したがって、お互いに協力し合って切磋琢磨し、尊重し、自分の目標に向かって剣道に親しめるという抜群の環境だ。同好会員が参加している稽古会は、基本的に週3回。日本人学校小学部チャンギ校道場では、水曜日(夜7時30分〜)と日曜日(朝9時〜)、そして日本人学校小学部クレメンティー校道場では、木曜日(夜7時30分〜)となっている。
同好会は、日本の伝統文化の一つである剣道の普及に貢献し、且つシンガポール剣道家との親睦を図る目的を持っており、稽古会は日本人とシンガポーリアンとの合同で行う。
また、海外遠征試合前には特別メニューも組まれ、同好会の高段者による熱心な指導もある。昨年の第12回世界剣道選手権では、その甲斐あってシンガポール・チームは、初めて予選リーグを突破し、男子女子ともに団体ベスト16まで進出を果たした。この大会には、日本人(同好会)は国籍の関係上、選手として参加は出来ないが、コーチやサポーターとしてチームに同行した。同好会としての試合出場では、今年2月の香港オープン・トーナメントにSKCの選手と共に出場し、入賞は逃したがベスト8まで進出している。同好会はまた、もちろん日本人の子供達にも指導を行っている。日本とは剣道を取り巻く風土こそ違うが、教える方も教わる方も、まさに一生懸命だ。

 

海外での剣道は、日本では味わえない醍醐味があり、それは、異なる習慣を持った人達と剣道で心を通い合わせる事が出来るからだという。剣を交え、人種・国籍の垣根を全く気にせずお互いに向上していく喜びは、海外だからこそ実現出来る貴重な体験だろう。また、シンガポールには世界剣道連盟の諸先生方、また同好会会員の母校剣道部が度々来星し、正しい日本剣道を指導している。日本では殆どお目にかかれない有名な先生方から直接稽古を付けてもらえるというから驚きだ。色々な意味で、ここシンガポール剣道事情は、とても恵まれているに違いない。

 

p2 (3)剣道に興味のある方は是非一度、日曜日のチャンギ小学校の剣道場をのぞいてみてはどうだろう。前半(9時〜10時30分)は初心者、後半(10時30分〜12時30分)は一般というクラス分けをして、稽古が行われている。誰でも見学でき、毎回、同好会と剣道部父母会が必ずおられるので詳しい話がきける。
学生なら、入会時期(4月と10月)に合わせて準備検討するのがいいだろう。一般は、いつでも同好会への入会が可能。

シンガポール日本人会剣道同好会の活動に関するお問い合わせ先
大野:s-ohno@mbox.ntti.net.sg

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.008(2004年08月23日発行)」に掲載されたものです。
文= AsiaX編集部

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