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欠伸時(あくびたいむ)

2012年7月16日

なぜポリマー製50ドル紙幣がない?

スクリーンショット 2015-07-01 22.31.41前回に続き紙幣の話題。シンガポール紙幣の2ドル、5ドル、10ドルはポリマー製だが、50ドル以上は紙製。その理由をシンガポール貨幣博物館( Singapore Coins and Notes Museum)に聞いてみた。すると「ポリマー製は紙より3~4倍の耐久性があり、清潔で、低コスト。摩耗したり、裂けて取り替える頻度が多い額面の小さい紙幣に適しています」とのこと。

では50Sドルのポリマー製紙幣は存在しないのかというと、実はある。シンガポール金融庁(MAS)のウェブサイトによると、独立25周年記念と当時の新しい造幣技術を試験するため約500万枚のポリマー製50ドル紙幣が発行された。まだ流通しているが、多くは記念に保管されているようだ。出合ったらラッキー!

文=AsiaX編集部

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.216(2012年07月16日発行)」に掲載されたものです。

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