腹をすかせた幽霊がやってくる!?

最近、路上に食べ物が供えられていたり、線香が焚かれているのを見る。これは、中華文化圏の伝統行事ハングリー・ゴーストの時期の到来を意味する。旧暦の7月は鬼月（Ghost Month）とされ、あの世の門が開かれて死者の霊がこの世へとやってくる。空腹でさまよう霊たちのために食べ物を供え、家庭では食事の際、霊のために空席を設け、食事を用意する。

また、各地域で歌謡ステージショー（ゲータイ/ Getai）が開催され、最前列を霊のために空席とする。供物品を売る香紙店も賑わう（写真）。

今年のハングリー・ゴースト月は8月17日から9月15日、旧暦7月15日にあたる8月31日がハングリー・ゴースト・フェスティバルの日となる。この時期、羽目を外して霊に叱られたりしないように気をつけたいものである。

文＝AsiaX編集部