2012年9月17日
中秋節にムーンケーキを食べるのはなぜ?
今年9月30日は旧暦8月15日にあたり、Mid-Autumn Festival中秋節の日となる。この中秋節ならではの食べ物といえば、ムーンケーキ(月餅)。このムーンケーキにまつわる歴史を調べてみると……。
14世紀、モンゴルの統治下の中国人たちは反乱を計画する。しかし集会は禁止されている。そこで中国人の指導者は、中秋節にモンゴルの皇帝を祝うという名目で、数千個のムーンケーキを中国人に配る。
そのムーンケーキには「8月15日にモンゴル人を殺す」という伝言を書いた紙が入れてあった。そして中国はモンゴルを倒す。
最近、いろいろなタイプのムーンケーキが誕生して楽しそうではあるけれど、実はこんな血なまぐさい歴史があったのだ。
文=AsiaX編集部
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.220(2012年09月17日発行)」に掲載されたものです。