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熱帯綺羅

2016年5月2日

気軽に足を運べる自然の宝庫 コニー・アイランド

MRT北東線のプンゴル駅から84番のバスに乗って5分。都会のイメージが強いシンガポールとは思えない自然の景色を楽しんでいると、さらに10分ほどで「プンゴル・ポイントパーク」に到着します。そのバス停のすぐ近く、ジョホール海峡に面したプンゴルの沖に浮かぶ小さな島が「コニー・アイランド」。2015年10月にオープンした公園です。ここは「近場で自然を味わいたい」「サイクリングを気軽に楽しみたい」という願いを簡単に叶えてくれます。

 

自然の中のサイクリング。道は平坦で走りやすい。サイクリング、ウォーキングとも左側通行となっている。なお、自転車のレンタル時には代表者の身分証明が必要。

 

実は意外な?コニー・アイランドの歴史

この島の特徴は「コンパクト」。面積は50ヘクタールほどで海岸の長さは約2キロ。島へは船を使わずに橋で渡ることができます。遊歩道・サイクリング道路は2.4キロで、自転車なら約30分で島内の西側の入口から東側の入口まで行くことができます。

 

コニー・アイランドは以前「セラングーン・アイランド」という名前でした。過去に遡るとこの島は定期的に所有者が変わっており、1930年代はかの有名なタイガーバーム財閥の胡文虎(アウ・ブーンハウ)と胡文豹(アウ・ブーンパー)兄弟の持ち物でした。島内に彼らの別荘が現存しており、その面影を金網越しに見ることができます。そして1950年代にこの島はインド人ビジネスマン、グラームマフムード氏の手に渡りました。彼はニューヨーク近郊のリゾート地として知られるコニー・アイランドのような場所を作ることを夢見ていたそうで、それゆえ島の名称を「コニー・アイランド」と変更しました。しかしあまり浸透せず、今でもタクシーの運転手には「セラングーン・アイランド」と伝えた方がわかりやすいこともあります。

 

1950年代以降になるとオーナーは数回変わり、1975年に政府がタイのビジネスマンから島の所有権利を獲得。政府主導のもと埋め立てなどにより土地を拡大しました。住宅建設の計画もありましたが、結果的には国立公園局が2014年から約1年3ヵ月、総工費約300万Sドル(約2億4,700万円)を費やし、自然がほぼそのまま残された公園を完成させました。現在は島内に絶滅危惧種を含む157種の動物、86種の木が確認されています。手付かずの自然を保護するため、開門は7時から19時のみで、イーストコーストパークのように宿泊を伴うキャンプをすることはできません。

 

コニー・アイランドの入り口。森林の間から吹く風はここが赤道近い場所であることを忘れさせてくれる。
ビーチのベンチで待っていると猿やトカゲが現れることも。思っている以上に大胆に近づいてくるので手荷物などには注意が必要。

 

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