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熱帯綺羅

2014年9月15日

文化発信基地の輝き今も「ブラスバサー・コンプレックス」

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「本好きが集まる街」として知られるブラスバサー・コンプレックスは、書店や楽器店、画材店などの各種専門店が並ぶ地上4階(一部5階)建てのショッピングセンターです。ラッフルズ・ホテルに近接するシティエリアに、1980年にオープン。周囲に学校が多く、若者が集まる最先端のスポットとして栄えました。オープン時から入居する店の1つが、シンガポール各地にチェーン展開する書店「Popular」。2005年に2階から5階までを占める大規模な旗艦店としてリニューアルし、文房具やCDなど豊富な品揃えを誇ります。

 

ブラスバサー・コンプレックスのオープンから35年近くが経過。古書や希少本を扱う古びた店や、小さな雑貨店が並ぶ現在の姿は、ノスタルジックな雰囲気を漂わせます。一方で、最先端の店も。工業製品の試作や模型などを簡単に作ることができる3Dプリンターが店内で使用できる「SIMPLIFI3D」は、昨年新たに出店。店内には樹脂でできたフィギュアや模型などが山と積まれ、ソファーで客同士が情報交換する光景が見られます。

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