オーストラリア産熟成肉と夜景を堪能できる贅沢空間

店内に入るとルーフトップから陽光が射しこみ、壁いっぱいの窓ガラスから街の風景が目に飛びこんでくる。見まわすと、ランチタイムながらワイングラスを片手にお肉のプレートをつまんでいる男性グループ、オシャレなスーツを身にまとったOLらしき2人組が高層オフィスビルを眺めながらおしゃべりしている様子が印象的だ。

ここ「DALLAS RESTAURANT＆BAR」は、シンガポール最大級のモールであるサンテックシティ内のスカイガーデンにあるお店。アメリカをベースに、メキシコなどさまざまな国の要素を取り入れた多国籍料理を提供している。2006年ボートキーでの初出店から10周年を記念し、2軒目となるこのサンテックシティスカイガーデン店でプロモーションを実施中だ。

まずは前菜2種から。「SNAPPER FISH TACOS」（22Sドル++、追加１つ8Sドル++）は、玉ねぎやパイナップルたっぷりの自家製チャツネがかかった白身魚をタコス生地で味わう一品。ピンクのラデッィシュの色合いが見た目の美しいアクセントになっている。サクッと揚がった白身魚とほのかに酸味のあるソース、細雪のようにかかったマヨネーズが口の中に広がり、ビールとの相性も抜群。

「CRISPY PORK BELLY TACOS」（14Sドル++、追加１つ５Sドル++）は、中はしっとり、外はクリスピーに仕上がった豚バラ肉にワカモレ（サルサソースの一種）とマヨネーズベースのアリオリがトッピングされている。豚肉に辛味と甘みの2種のソースが口の中でほどよくからんで絶妙なバランス！トッピッグされているライムを絞ると酸味が増し、一気に完食してしまった。生地で巻きつけてほおばっても、フォークとナイフで上品に食してもよし。

サイドディッシュとしておすすめなのが「THE JALAPENO CROQUETTES」（15Sドル++）。いわゆる“洋風クリームコロッケ”で、クセになるチェダーチーズ入りベシャメルソースの中に見えかくれする粒々の浅漬け青唐辛子の食感がいいアクセント。好みでグリーンチリマヨネーズをかければ少しピリ辛のフレーバーに。そのほか見た目にもかわいいパルメザンチーズの香りがほのかに香る「GRILLED CORN」（6Sドル++）などもおすすめだ。

そして今回のメインデッシュ、出店10周年を記念したサンテックシティガーデン店限定のスペシャルメニューが、「DALLAS MEAT PLATTER」（2人分70Sドル++、4人分130Sドル++）だ。①オーストラリア産ラム肉のカツレツ、②ポークリブ（果実ソース漬けorバーべキューソース漬けで選択可）、③ロティサリーチキン（ハーブ・香辛料などで味付けした鶏肉を専用オーブンでロースト）、④リブステーキ（オーストラリア産熟成肉使用）の4種の肉がワンプレートで堪能できる。これまた見た目のインパクトが絶大！

4人分でも人数以上で十分シェアできるだけのボリューム、そして肉4種類の味つけ、焼き具合とともに絶妙な加減がうれしい。一緒にサーブされるマッシュルームやマスタードなど数種類のソースで味の変化を楽しみながら、最後のひときれまで楽しめた。その豪華さは友人や家族との大切なひと時からパーティまでどんなシチュエーションのメイン料理にもピッタリだ。ちなみにリブステーキは、通常はミディアムレアで提供されるが、オーダー時に好みの焼き加減を注文できる。

飲み物も、フレッシュフルーツを使ったソフトドリンクからビール、ワイン、カクテルまで品揃えが豊富（11時～20時までのハッピーアワーもあり）。店内92席、立席なら最大300人（外席70人含め）まで収容できる。開放感たっぷりのこのラグジュアリーな空間なら、目的にあわせた様々なシーンで活躍してくれそうだ。