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実録!ザ・マーライオン・ホテルができるまで「マーライオンがすっぽり」ホテルの外観が完成に近づく

  • アーティスト西野達(Tatzu Nishi)

2月22日現在のホテルの外観

ホテルの中の様子。部屋の中のマーライオンは巨大!

約一週間の間に、マーライオンの周囲はぐるりと高さ5メートルの壁に囲まれ、外からはマーライオンの頭部を眺める事はできなくなり、現在は、巨大な靴箱がマリーナ・ベイに出現したような風景になっている。ホテルの外壁が出来上がり、「ザ・マーライオン・ホテル」の基礎工事が完成に近づいているのだ。最近続く雨天のせいで、工事の進行具合も心配されるが、予定通りに進んでいるという。

ホテルの入り口の様子。階段を上るとフロントがある

バスルームでは、バスタブと窓から見える夜景が楽しめる予定

3月1日に再来星するまでの間、アーティストの西野達さんは日本にいながら進行を見守っている。ビエンナーレ開催日までに何としても納得のいく「ザ・マーライオン・ホテル」を仕上げなければならない。現在、完成に向けて作業が進む中、西野さんに話を聞いた。

「昨日、ホテルの細部の最終決定をしました。事情があって、急遽外壁のデザインを変えざるをえなくなり、時間がない中で判断したこだわりが、どういった感じでリアルに現れるのだろうかとストレスが溜まってきているところです。内装のデザインには多少時間をかけましたが、あくまでも頭の中での想像でしかありません。壁やカーペットの色、窓のデザインなど、自分が下した決定事項は際限なくあり、その一つ一つがどのように作用しあうのか、出来上がるまでわかりません。本当にどのような仕上がりになるか、作家自身も予想出来ないこの『ザ・マーライオン・ホテル』を、そういった緊張感も含め楽しみにしていてください」

実際、室内の冷蔵庫やテレビといった電化製品の配置ひとつとっても、水に近い場所であることから、安全面での配慮が万全になってからでないと確定できないという。西野さんも現場で作業をすすめるスタッフも、 最後に完成するその時まで、これまで経験したことのないハードルをまだいくつも乗り越えて行く事になりそうだ。

西野達(Tatzu Nishi)

1960年名古屋市生まれ。現在、ベルリンと東京を拠点に活動する。武蔵野美術大学を卒業後、1987年にドイツに渡り、ミュンスター芸術アカデ ミーで彫刻を学んだ後、1997年から主にヨーロッパで活動。都市を舞台とした、人々を多く巻き込む大胆で冒険的なプロジェクトを数多く発表。作家名を変えていく事でも知られる。www.tatzunishi.net

2011年02月23日

文= 桑島千春

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