今年で2回目を迎える現代美術の祭典、シンガポールビエンナーレ2008(SB2008)が、いよいよ9月11日から11月16日迄開催される。世界各国より70近いアーティストやアートグループがシンガポール内3ヵ所のメイン会場を中心にそれぞれの作品を披露する。初回に続いて芸術総監督の大役を引き受けたのが、世界的に知られるキュレーターで東京都内にある森美術館館長の南條史生氏。 「Wonder」という今回のテーマには、数々の作品とのインタラクションを通して,1人でも多くの人にたくさんの「驚き」と「感動」を味わってほしいという思いが込められているという。
見所を挙げると尽きないが、日本でもお馴染みのIlya & Emilia KabakovやHans op de Beeckのインスタレーション、また、環境建築家の坂茂、霧の彫刻家として知られる中谷芙二子らも参加し、これからを期待される若手のアーティスト達と共に我々の目を楽しませてくれる。彼らの作品もさることながら、SB2008の会場もそれぞれユニーク。歴史を感じながら、近い将来のシンガポールを予感させる場が揃い、今まで気付かなかったシンガポールの横顔を垣間みる事ができるはずだ。F1へのはやる気持ちを押さえつつ、まずはアートにひたってみるのはいかが?
パダン広場の目の前にある建物で、1929年に市庁舎として建てられた。 1965年にリー・クアンユー元首相がシンガポール共和国の独立宣言を行うなど、常にシンガポールの歴史をみつめてきた。2006年のビエンナーレでメイン会場の一つとなって以来、2013年に国立美術館として生まれ変わるまでの間、様々なイベントなどにその場を提供している。以前のままの裁判所や事務室、議会室などがそのまま残されており、それぞれの部屋でアーティストが作品を展示する。
ビーチロード沿い、ラッフルズホテルとサンテックシティの間にある元ビーチロード警察署。1920年代にイギリスの海峡植民地志願兵軍隊の本部として建てられた後、軍の施設として長く使用された。兵舎のようなコロニアル様式の建物が広大な敷地にならび、当時の面影を残している。このエリアは、2013年には、45階建てのオフィスビルをはじめ、ホテルやショッピングセンターに生まれ変わる予定。再開発目前にして、ビエンナーレの会場となった。
ラッフルズプレイスから海に向い、クリフォード埠頭近くのマリーナベイエリアにある。現在、総合リゾート開発計画の進行と共に再開発が進んでいる。セントラル・プロモントリー・サイト (the Central Promontory Site)と呼ばれる場所に、坂茂の150の20フィートコンテナと、再生紙で作られた高さ10メートルの円柱を使った巨大なインスタレーションの作品が登場する。その作品の中にSB2008のインフォメーションセンターが置かれるほか、内外で他のアーティストの作品も展示される。
| 開催日 | 2008年9月11日〜11月16日 |
|---|---|
| 開場時間 | 11:00~20:00(毎日、各会場共通) |
| 会場 | シティホール、サウスビーチ ディベロップメント、シンガポールビエンナーレ@マリーナベイ |
| 入場料 | S$10(シティホールとサウスビーチ共通、マリーナベイは無料) |
| URL | http://www.singaporebiennale.org |
| チケット | ・学生及び60才以上は50%割引 ・Passionカード(コミュニティーセンターの会員証)で30%割引 ・チケットは、各会場にて購入可能 |
SB2008の開催期間中、無料ガイドツアー、子供向けのアートクラス、各種イベントも企画されているので、SB2008のウェブサイトで随時確認のこと。
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