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ソウルフル・インタビュー

  • 歌手MISIAさん

「つつみ込むように」で鮮烈なデビューを果たしてから今年、10周年を迎えるMISIAが9月13日、シンガポールで初ライブを行う。これは台北、シンガポール、上海、ソウル、香港のアジア5都市をめぐるライブツアーThe Tour of MISIA, Discotheque Asiaの一環。このツアーのPRのため、7月30日に日本航空でシンガポールに到着したMISIAを当地のファンが迎え、31日、ディスコZOUKで記者会見を開いた。


女性R&Bの先駆的な存在、日本人離れした深みのある低音が印象的なヴォイス…。彼女のパワフルなステージをスクリーンで鑑賞していた報道陣の前に現れたのは、エスニック風の衣装を纏って、長い髪をバンダナで結んだ、小さくて華奢なシンガーMISIAだった。流暢な英語と中国語、そして日本語で丁寧に挨拶をして、記者たちから盛大な拍手を浴びた。

ソウルフル・インタビュー
AsiaX
シンガポールの街、そしてシンガポーリアンの印象は?
MISIA
とてもアーティスティックで素敵な街だと感じました。色で表現するならシルバーに近いゴールドという印象です。空港で迎えてくれたシンガポーリアンから話しかけられたのですが、彼らの声、言葉がとても音楽的でリズミカルでした。
AsiaX
今回のライブツアーの目的は?
MISIA
ツアーのタイトルDiscotheque Asiaのとおり、アジアの人たちみんなで歌って踊って、人と人が繋がり、ハッピーな気持ちを共有したいと思っています。
AsiaX
デビューからの10年を振り返って一番印象に残っていることは?
MISIA
思い出はたくさんありすぎるのですが、初めてのステージでライブのすばらしさに気づき、「私はステージから離れられない」と思いました。会場にエネルギーが充満して爆発する瞬間、不可能なことはない、と感じます。
AsiaX
ユニセフのお仕事も手伝っておられるし、アフリカの貧しい国も訪問されていますね。今後もそのような活動を広げて行かれますか?
MISIA
アジアやアフリカの貧しい子供たちが笑顔になれるようなことをしたいです。小さい頃からみんながしあわせになれたらいいのに、と思っていました。アフリカでは特に音楽はとても身近なもので、メッセージが歌になって隣の町に伝達されることを知りました。音楽が回覧版代わりになっているんですね。それに「歌を歌っている時は戦いのことを忘れられる」と彼らは言いました。歌はコミュニケーションであり、平和をもたらすものでもあるんですね。そう考えると、歌にこめる想いがさらに深くなります。
AsiaX
シンガポールでがんばっている日本人に一言、メッセージをいただけますか?
MISIA
私が歌にメッセージを込めているように、日本語のメディアはシンガポールをはじめ、海外の情報を日本にいる私たちにも伝えてくれていますよね。シンガポールに住んでいる日本人が、日本にいる私たちにメッセージを送ってくれている、と感じています。
AsiaX
ありがとうございます。9月にステージでお会いできるのを楽しみにしています。
ソウルフル・インタビュー

インタビューを終えて


歌はコミュニケーション、音楽はみんなの心をつなげるもの、という信念を強く持っているMISIA。おおぜいの人々と話しができるように、と英語も中国語も勉強しているという努力家でもある。記者たちの質問ひとつひとつに考えながら丁寧に答え、最後に深くて透明感のある美声でワンフレーズを歌うと、ZOUKのベルベットラウンジは一瞬、水を打ったような静けさに包まれ次の瞬間、大きな拍手が沸いた。ソウルフルでちょっぴりセンチメンタルな彼女のヴォイスは心に染みわたるような響きだった――。ライブステージの持つ魅力とパワーを日本だけでなく、さらに海外へも――、と夢を抱くMISIA。9月のライブが今から待ち遠しい。

2008年08月04日

文= セガラン郷子

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