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表紙の人

Vol.231

2013年4月1日

市村 絵梨さん

Frasers Hospitality Pte Ltd リージョナルセールスマネージャー。

asiax (47)兵庫県尼崎市出身。同志社大学文学部社会学科卒。大学2年生の時に、大学の短期留学プログラムで3ヵ月間カナダに滞在。

当時はまだ英語があまり話せず、クラスの中で言いたいことが言えないもどかしさも経験したが、さまざまな国籍の人とのコミュニケーションに楽しさを感じた。
大学卒業後、航空会社のグランドスタッフとして半年ほど勤務。しかし、海外で働きたいと考え、大学時代に勉強した中国語も生かすべく上海の外資系ホテルに転職、ゲストリレーション担当として勤務した。半年後には日系の大手ホテルに移り、日系企業の営業担当として2年半ほど勤務。さらに、韓国・釜山のホテルでコンシェルジェとして2年間勤務した。釜山では2ヵ月間語学学校に通い、韓国語も必死で覚えた。
2009年11月よりシンガポールに在住。世界各地でホテルを展開する米系企業に入り、全世界の予約を取りまとめている部門や、得意顧客向けのロイヤルティ・プログラムを提供するためのスタッフのトレーニングなどを担当した。ホテルでさまざまな業務に携わってみて、営業への志望が強くなり、2012年6月より現職へ。現在世界18ヵ国に80軒近くあるサービスアパートメントの営業およびマーケティングを担当している。
来星したばかりの頃は、自分が知っている英語とも中国語とも少々異なる「シンガポール語」に戸惑った。今では自ら「シンガポール語」を織り交ぜ、ローカルスタッフとのコミュニケーションにも活用している。
週末には、友人に勧められて始めたビクラムヨガのレッスンに通っている。室温42度の中、90分間休みなしでヨガのポーズをとり続けるというハードなものだが、内臓から鍛えられて、体の柔軟性も向上した。
ゆくゆくは、宿泊施設の総支配人になることが目標。上海で勤めていたホテルの総支配人が理想で、従業員の名前をすべて覚えていつも声をかけていた彼の姿勢が、良いホテルを作っているのだと感銘を受けた。また、シンガポールの多くの女性のように仕事と家庭を両立しながら活躍するビジネスウーマンになることを目指している。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.231(2013年04月01日発行)」に掲載されたものです。

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