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Vol.233

2013年5月5日

保坂 美智子さん

プレゼンテーションプラス代表 。

asiax (45)埼玉県所沢市生まれ。高校時代のホームステイがきっかけで、アメリカ留学を目指すことに。ロサンゼルスの短期大学に入学し、その後カリフォルニア大学バークレー校に編入、統計学を学んだ。

大学卒業後はアメリカで経験を積みたいと考え、ニューヨークのデロイトコンサルティングに入社。競争の激しい環境でコンサルティング経験を積み、以後仕事を通じて“日本と海外の架け橋”をモットーにさまざまな企業の国際ビジネスに携わってきた。
事業を営む父の影響もあり、子供の頃からいずれは社長になりたいと思っていた。念願がかなったのがマカオ。業績が低迷していた航空会社に唯一の日本人として入社し、自らの出資で、日本でもマーケティングなどを請け負う会社を立ち上げた。顧客からの電話で夜中にタクシーの手配をするところから、省庁のトップとのミーティングまで幅広い業務をこなし、頑張った甲斐があって日本路線の収益は大幅に改善。便数も倍増と順調に進んでいたが、突然会社に営業停止命令がくだる。後処理で大変だった時期と妊娠が重なるという苦しい状況の中、2010年10月、先に夫が住んでいたシンガポールに自分も移り住んだ。
しばらく育児に専念していたが徐々に仕事を再開し、2012年にプレゼンテーションプラスを設立。日本語を母語としないクライアントの対日本ビジネスを支援するというユニークなサービスを提供しているほか、日系企業のシンガポール進出支援なども行っている。不動産・投資・IT関連企業のシャムロック・パートナーズのダイレクターも務めている。
現在の趣味はもうすぐ2歳半になる息子と遊ぶこと。自宅で仕事をすることが多いので、普段もベビーシッターと遊ぶ子供の姿が見えるところでパソコンに向っている。
以前からカジノビジネスに興味があり、カジノで日本に利益をもたらすことができないかと考えてきた。大学時代に統計学を学んだのもそのためで、ラスベガスには100回以上訪れたことがある。日本でカジノ構想が実現される時には自分も携わりたいと考えていて、その時までに力を蓄えるためにも、今の仕事で着実に結果を出すことを目標にしている。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.233(2013年05月05日発行)」に掲載されたものです。

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