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Vol.234

2013年5月20日

清水 太陽さん

日本航空シンガポール支店・アカウントマネージャー。

asiax (44)埼玉県蕨市出身。2009年青山学院大学卒業後、セイコーウオッチ株式会社に入社。海外と関わる仕事に携わりたいという希望がかない、海外営業部でヨーロッパのマーケティングおよび販売を担当。ただし、顧客に会う機会は年に1〜2回程度しかなかったことから、より現場に近いところで、顧客と直接会って折衝する仕事を経験したいと考えるようになっていた。

中学時代に父親が亡くなってから自分と妹を1人で育ててくれたシンガポール人の母親に、余生は母国で過ごしてもらいたいという思いがあり、海外で働くことにも興味があったことから、2011年にシンガポールへの移住を決意。妹の賛同も得て、家族3人でシンガポールへ引っ越すことになった。
子供の頃から毎年のように訪れていたシンガポールはいわば第二の故郷。小学生だった約20年前は、まだエアコン付きのバスが少なく、蒸し暑かったことが強く印象に残っている。
仕事の面でも、シンガポールで希望どおり営業職として日本航空シンガポール支店に入社。1人でも多くの人にJALを好きになってもらえるようにと日々の業務に取り組んでいる。大学での専攻がコミュニケーション学だったことも生かして、電話やメールなどのやり取りだけでなく、できる限り顧客と会って直接コミュニケーションを図るよう心掛けている。6月からシンガポール〜東京間でボーイング787型機での運航が再開されることを受けて、自社が提供するサービスの良さを伝える“翻訳者”として、顧客とのコミュニケーションにさらに力を入れていくつもりだ。
また、現在中国語を勉強中。元々母親との会話は広東語で、大学でも第二外国語として中国語を学んだのでベースはある。標準語との発音の違いには少々てこずりながらも、独学で頑張っている。
シンガポール人の血を引く日本人である自分ならではのサービスを提供することで、日本とシンガポールの架け橋となって2国間の経済にも寄与することが目標。名前のごとく“太陽”のように周りを照らす存在になることを目指している。

 

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.234(2013年05月20日発行)」に掲載されたものです。

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