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Vol.278

2015年4月20日

錦織 桃さん

Eye Design(Devonshire内)トップアイデザイナー兼グローバルマネージャー/日本まつげエクステンション協会認定講師 シンガポール支部長。

AsiaX Vol.278今年2月、サマセット駅近くにオープンした美容複合施設Devonshireの中のまつ毛エクステンションサロンEye Designでトップアイデザイナー兼グローバルマネージャーを務める。美容師免許保持。

人工のまつ毛をグルー(接着剤)で地まつ毛に1本1本装着するまつ毛エクステンションを初体験したのは19歳の時、サロンのモデルとして誘われたのがきっかけだった。施術後、その自然で美しい仕上がりに感動した。その体験を機に、アイデザイナーの道へ。それまでは、まつ毛を持ち上げるビューラーや、ピンセット、マスカラを駆使して地まつ毛を束にするなど、毎朝アイメイクだけで30分をかけていたからだ。「まつ毛エクステンションは目やまつ毛にかかる負担も少なく、素顔でも自信が持てるようになりました」。
幼い頃から手先が器用だったこともあり、腕前もすぐに上達。最年少の21歳で、社団法人日本まつげエクステンション協会認定講師となった。先にアイデザイナーとして活躍していた姉の陽子さんと、東京・渋谷のサロン兼スクールで後進を育てる講師、アイデザイナーとして活躍。「カリスマアイデザイナー」と呼ばれた。
昨年末、Devonshire設立を機に来星。日本の表参道や銀座で展開している人気まつげエクステサロン Eye Designのグローバルマネージャーに就任し、シンガポールに同サロンを誘致。同時に日本まつげエクステンション協会のシンガポール支部を設立し、支部長となった。支部長として、日本の高い技術や知識、安全性について、当地で広めることを目標に活動している。現在の顧客は日本人とシンガポール人が半々程度。そのため休日は目下、英会話の勉強に取り組んでいる。
シンガポール人、特に華人系の顧客は、まつ毛が柔らかく短い女性たちが多いため、派手にし過ぎることは敬遠する傾向があるのだとか。しかし、まつ毛エクステ未体験の人々も多く、施術後の顔を見て「こういう風にしたかった!」と、日々新鮮な反応を得られるのだという。「お客様が鏡でずっと自分の姿を見ているヘアサロンと違って、施術中に目を閉じているまつ毛エクステは仕上った結果しかわかりません。だからこそ、目を開けた瞬間にお客様が笑顔になる。私もその瞬間に感動がこみ上げて来て、この仕事をやっててよかったなと思うんです」。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.278(2015年04月20日発行)」に掲載されたものです。

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