河口史子さん
AsiaX Vol.155
ブックマート シンガポール セントラル店店長。子供から大人まで幅広い年齢層の客が訪れる同店で、日本独特の“こだわり文化”をシンガポールで紹介したり広める拠点として、また、本屋としてだけでなく、いろんな人が気軽に集まったり、くつろいで過ごせる空間にしたいと店作りに取り組んでいる。
京都市出身。元々本が好きで、シェークスピアなどにも興味があり、英語を学びたいと同志社大学文学部英文学科に進学。大学在学中に、レディースファッションの販売のアルバイトを始め、接客業の面白さに目覚めた。自分なりに考えて提案したものがお客様に喜ばれることが何より嬉しかったという。
大学卒業後、1年半ほどイギリスへ留学。大学の寮に滞在し、最初は慣れないイギリス英語に苦戦したことも。幸い良い友達に恵まれ、語学レッスンを受けたり、大学のクラスを聴講しながら楽しい留学生活を送った。
日本へ帰国後は東京に行き、ニューヨーク在住の皮革製品デザイナーの製品を販売する商社で営業・PR活動に従事。その後、国内ブランドの営業職としても活躍。卸売り営業・フランチャイズ管理を経て、関東エリアマネージャーとして販売員の育成にも力を注いだ。
2006年に夫の仕事の関係でシンガポールへ。来星したばかりのころは、湿気が多いことが嫌で、お気に入りの皮革バッグや靴、本にまでカビが生えて本当に泣いた。今では、チキンライスなどのローカルフード、多文化、気候などをひっくるめて、シンガポールが大好きだという。
余暇はカフェでのんびり手紙を書いたり、本を読んで過ごす。また、幼い娘と公園に行って自然の中で遊ぶこともしばしば。国立博物館も、「脳や気分が安らぐ」ので大好きな空間のひとつ。
8月にオープンしたばかりのリユースブックストアの店長として、お客様がゆったりリラックスして過ごせるお店作りを心がけている。接客からスタッフ管理、在庫管理、ポップ作成、本出し、清掃、と店内のあらゆることをこなすが、特集コーナーや、ポップのコピーに工夫したことがお客様の目に留まり、さらに売り上げにつながるとやはり嬉しい。また、環境保護にも関心があり、同店がシンガポールでリサイクルを率先して行う店舗になれれば、という。店内にはイベントを行えるスペースもあるので、現在企画を練っているところ。近いうちに店長発案のイベントが楽しめそうだ。
仕事でもプライベートでも、一年中笑顔を絶やさないようにしている。「楽しい時は楽しさ倍増、つらい時にはつらさ半減効果があります!」
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