Vol.147

表紙の人

外海周二さんの写真

外海周二さん

外海周二さん

AsiaX Vol.147

AsiaX Vol.147

ケルビン・チア・パートナーシップ法律事務所・外国法弁護士。京都府出身。弁護士を目指したのは、フリーランスで仕事をしたかったのと、社会に貢献できるいい職業だと思ったことから。

東京大学法学部卒業後、2003年に日本で弁護士登録、東京で小沢・秋山法律事務所にて2007年まで勤務。やがて、英語でも仕事ができるようになれば、海外案件に携わることができて仕事の幅が広がるだろうと考えるようになり、留学を決意した。


米ボストン大学ロースクールでは銀行法・金融法を専攻。1年間の留学生活を通して、英語で集中的に勉強できたのはもちろん、限られた時間の中で意識的に時間を効率良く使うようになったことも大きな収穫だった。ロースクール修了後、英語圏で今度は実務に携わりたいとシンガポールで働くことを選択、2008年9月に来星した。シンガポールは、アジアの金融センターとして法律の面でも進んだ国であり、かつその体系が英米法を元にしていることも決め手となった。21世紀はアジアの世紀と言われており、その躍進ぶりを自らの目で見てみたい、との思いもあった。


北緯42度のボストンから来て、とにかく蒸し暑い!というのが第一印象。人の気質にも南国らしいのどかなところが感じられ、都会でありながらビルがひしめいている感じではない。空間にゆとりがあって、いたるところに緑がある素晴らしい街だと思った。仕事の面では、多くの外国企業にとって東南アジア進出の拠点であることから、企業の海外戦略そのものや、アジアビジネスの全体像が良く見えて面白い、と感じている。


週末や連休を利用してマレーシア、タイ、カンボジア、インドネシアなど近隣諸国への旅行に行くこともしばしば。一番印象に残っているのはアンコールワット。まだまだ行きたい所があって「いくら休みがあっても足りない」と笑う。


シンガポールで働く日本の弁護士の例はまだまだ少ないので、当地で得ることのできる貴重な経験を生かして、自分ならではのリーガルサービスを提供できる弁護士になることが今後の目標。特に、日本から東南アジア各国に進出する企業の手助けができればと考えている。人の生き方や企業の戦略が左右されるような重要な場面で、自分の知識や経験が役に立てればこれに勝る喜びはない、という。


異国弁護士の奮闘記[AsiaX Blog]

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.147(2009年06月15日発行)」に掲載されたものです。
前の記事

表紙の人トップページ

次の記事

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
ページの先頭に戻る