ヘレン・ウォンさん
AsiaX Vol.123
ミンジャン@ワン・ノース、シニア・レストラン・マネージャー。マレーシア出身。今年3月に、シンガポール政府観光局主催のツアリズム・アワード・シンガポール2008において『ベスト・ツアリズム・ホスト・レストラン部門』に選ばれた。
この賞は、業界関係者だけでなく一般からも投票可能で、ノミネートされると本人も知らない間に審査員が店舗を訪れ、接客ぶりなどをチェックする。さらに書類審査を経て最終候補に残るのは3人で、授賞式の席上で受賞者が発表される。最終候補の1人だったヘレンさんは、ステージ上で待っていた間「本当にドキドキした」そう。授賞式には同僚も大勢駆けつけて、ヘレンさんの名前がアナウンスされると皆で大喜びだったそうだ。
マレーシア北西部イポーの近くの小さな町で育ち、17歳の時「パートタイムの仕事でちょっとお小遣いを稼ごうと思って」シンガポールへやって来た。親元を長く離れるつもりは当初全くなかったが、次第にシンガポールでの生活に馴染み、結局定住して今に至っているという。
シェフである夫とは、週1日の休みをなるべく互いに合わせて、子供達と一緒に過ごす時間を大事にしている。休日にロチェスター・パークに家族で出かけ、お客として「ミンジャン@ワン・ノース」で食事をすることも。
日頃心がけていることは、常に高い目標を自らに課し、そこを目指してベストを尽くすこと。そうすれば、自ずと結果も良いものになると信じている。レストランでもお客様を常に気遣い、自分だけでなくレストランにも良い印象を持ってもらって、快適に過ごしてもらえるようにと心配りをしている。お客様に誠実に、そして真剣に対応してきた結果、信頼関係ができて個人的にもいい友人になったお客様もたくさんいるそうだ。
もっとも、「良いサービスを提供してお客様に喜んでもらえるのは、自分だけでなくチームのみんながいい仕事をしているから。この仕事はチームワークが大切なんです」と謙虚に語る。
『ベスト・ツアリズム・ホスト』に選ばれた今、次の目標は業界の中で誰もが知る存在になること。その責任の重さを受け止めるだけのエネルギーを、小柄な体からは想像できないほど秘めている。
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