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えっ、これも0円? 進化する日本のフリーペーパー

えっ、これも0円? 進化する日本のフリーペーパー

街角で、シャンプー試供品なんかを無料で配っていると、普段ティッシュとかチラシとか見向きもしない私もなぜか、急な車線変更でもらいにいってしまいます……。要らないと分かっていても、「無料」「タダ」という言葉には簡単に屈しやすい自分にほとほと呆れておりますが。フリーペーパーもその一つ。しかし、こちらは職業的なこともあり情報収集の糧として必要だなと思って手に取ります。ただ、読むか読まないかはこれがまた別なわけですが……。だって、フリーペーパーってないところには本当にない。なのに、とある一角にやたらと豊富な品揃え(?)で並んでいたりするもので、そうすると2~3冊まとめてバッグに放り込むわけですよ。んで、パラパラ見ておしまい、みたいなね。それもそのはず、日本にはフリーペーパーがまあたくさんあるわけです。数年前、日本のフリーペーパー界に革命を起こしたと言えるのが、ご存知の方も多いでしょうが「R25」。配布エリアである首都圏のビジネスマンでこれを読まない人はちょっとヤバい……なんて思われていた時期もあるくらいでしょうね。配布した途端、なくなるという現象はしょっちゅうでしたね。ドカンと有名人のインタビューをやったり、ちょっとオマヌな大人の合コン講座みたいなのがあったり。女性でも十分楽しいですから、やっぱり私もあるとつい手にしちゃうフリーペーパーNo.1ですね。女性版の「L25」もあります。こちらもやっぱりあると取っちゃうんですよ。まあ「タダ」ですから。


フリーペーパーをゲットすることが多い場所としては、駅構内というのがあるかもしれません。私は特に。本屋にも置かれていますが、本屋だとやっぱり「買う本」に気がいっちゃうので、いつも忘れちゃうんです。でも駅だと、電車移動中を有効にと思ってフリーペーパー棚につい目がいっちゃいます。だからなのか、各鉄道会社のフリーペーパーを読むことが多いですね。東京メトロの「メトロミニッツ」、東急電鉄の「SALUS」とか。フジテレビの「めざましTV」が出している「めざましマガジン」も配っていると、もらっちゃうかな。それから、その辺のファッション誌なんかよりよっぽど掲載されている服の数が多いんじゃないかと思う「eruca(エルーカ)」も、お得感があって好きです。この原稿を書きながら、何となくそれぞれのURLも一緒に入れていましたが、改めてみるとサイトも結構力入れてますよね。メディアミックスですよ、世の中は。気軽に読めるものが受け入れられているというのもあるでしょうね。日本に来た際は、ぜひフリーペーパーあさりを楽しんでみてくださいませ。

文=Tommy(東京在住・雑誌編集者兼ライター)

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.146(2009年06月01日発行)」に掲載されたものです。
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