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エコムーヴメント

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「国際カエル年」。ダジャレに聞こえそうなこの文言。ま、多少ダジャレもまじっているでしょう。覚えやすいことは間違いないですけどね。さて、環境問題といえばエコ。最近はエコといえばおしゃれ!トレンドの最先端となっています。セレブも混じって、この地球の危機的状況を盛んに訴えていますよね。そもそもは人間が暮らしやすいように自然に手を加えた結果、人間も住みにくくなっちゃったという本末転倒なこの事態。そりゃ、動植物の居心地が良いわけがない。


「国際カエル年」とは、その名の通り、カエルを始めとした両生類の保護活動を積極的に行おうというものです。この活動の中心となっているのが、国際自然保護連合(IUCN)や世界動物園水族館協会(WAZA)。世界の324施設がこの活動に参加しているとか。お恥ずかしいことながら、まったく知らなかったのですが、全世界には5700種類以上の両生類がいて、その約1/3が、絶滅危惧種に該当しているそうなんです。


日本では、この活動に今年の4月の時点で38の団体が参加。なかでも中心となっているのが、東京動物園協会の4園です。恩賜上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然公園、葛西臨海水族館。両性類の現状を訴えたり、知ってもらうための催しを開催しながら、保全や繁殖に努めていくそうです。


現在、開催中のイベントが、題して「東京でカエル見かけたヨ!!」。都内でカエルを見かけた場所を募集するというもの。イベントに協賛している施設内にはマップが置いてあって、そこに見つけた場所をシールで貼っていくんだそうです。この号が皆さんのお手元に届く頃には、明けているかもしれませんが、現在日本は、梅雨真っ只中。意外といるんじゃないでしょうか。だって見ましたよ、ちょうど最近、山手線のど真ん中で。道路脇の茂みから突如表した久しく拝んでいないその姿は、あまりにもショッキングでした。なんて、毛嫌いしているわけじゃありません。ま、得意でもありませんけど(苦笑)。横では車がびゅんびゅん走っているコンクリートの上に、ただただ佇むカエルさんは、妙に寂しそうでした。


小さい頃、田舎に暮らしていたときは、カエルはそれはそれは身近な生き物でした。よく、町営プールに突然浮かんできて「ぎゃっ!」っと叫んでいたのを覚えています。川や山に行けば、簡単におたまじゃくしを見つけられました。おたまじゃくしが、いつかカエルになるということは分かっているのに、なぜか持ち帰ってしまったり…(その後、どうしていたのかが記憶から抜けています)。カエルが好きな人もニガテな人も。生き物が住めなくなって絶滅していくということは、いつかそれが私たち人間にも及ぶということ。今できることからが、やっぱり大事。「小さなことからコツコツと。」昔の人は、いいことを言いました。
東京ズーネット(都立動物園公式サイト)

文=Tommy(東京在住・雑誌編集者兼ライター)

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.125(2008年07月07日発行)」に掲載されたものです。
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