今さらな話題ではありますが、たまらなく暑かった今年の日本。いうまでもなく温暖化の影響が、私たちの生活をリアルに脅かしたといっても過言ではないでしょう。気温35度オーバーは当たり前、40度超えをしてしまった地域もあり、熱中症でお年寄りが亡くなるという事故も多発。このまま温暖化が進むと近い将来にはエアコンをつけたところで室内が冷えない!?なんていう怖い話題に危機感あおられつつも、いざエコライフを実践しようとしても、結局己の欲望に負けてエアコンの室内温度設定は地球ではなく、ついつい自分にバッチリ快適設定……。こんな話題を書いているとこの季節の目玉ゴージャスなクリスマスイルミネーションにもなぜか心が弾みません(苦笑)。
そんななか、各企業もエコ対策というより猛暑対策に本腰を入れ始めたようです。この夏話題となったのが、通称“緑のカーテン”こと屋上・壁面緑化活動。室内を快適温度に保つためには、外からの熱をシャットアウトするのが有効。ということで建物の外壁につる性の植物を這わせたり、室内の窓際に緑のプランターを置く企業や学校が増えたそうです。
また、10月にオープンした、フジテレビの湾岸スタジオは“エコ”がテーマ。屋上庭園を設け、省エネの空調方式を採用、エネルギー消費量2割削減など、テレビ局には珍しく積極的なエコ施設となっています。一般見学エリアは1階と屋上。屋上庭園“ゆめファーム”は、一面に緑の芝生が敷き詰められ、埋立地であるが故に無機質なイメージの強いお台場では貴重な癒しのスポットとなりそうです。
屋上緑化に取り組んでいる企業は他にも。JR東日本グループが積極的な取り組みを見せていて、今年の6月にはアトレ目黒店に“空中庭園”を開園。現在12カ所でおよそ5,500平方メートルの屋上緑化が実現しているとか。利用者としても、屋上にゆっくりできるスペースがあるのってうれしいですよね。残念ながら屋上緑化はされていませんが、私も最寄り駅の駅ビル屋上で天気の良い日にボーっとするのが好きです。
こういった緑化計画、特に屋上緑化については維持費や設置コストなどの問題もあり個人レベルではなかなか無理がありますが、窓際に緑のプランターを置くくらいなら実践可能。よく、テレビなんかで一人ひとりの意識が地球を救うなんてキャッチフレーズがありますけど、それは確かにそう。でもやっぱり大きな企業に大々的にエコ活動に取り組んでもらえると、個人の意識も高くなりますよね。今、東京湾の風を遮ってしまっている東京駅ビルをツインタワーにして、皇居などの都内大型緑地に風を送り込む計画も進行中の東京。冬の帰省では、日本のエコ活動の活性化のためにぜひエコ施設を積極的に利用してみるのはいかがでしょう?
エコ活動は花粉症と同じ。早め早めの対策が、後々の大きな成果を呼ぶのではないでしょうか。とはいっても冬から窓際にプランターを置くと、日光を遮り過ぎて室内にぬくもりが届きにくくなるかも。ご注意くださいませ。
文=Tommy(東京在住・雑誌編集者兼ライター)
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